六日目 貴方side ページ8
こん「A姉様！起きて下さい！朝ですよ！」
『ん……ぁ、こんちゃん。おはよう。
昨日は良く眠れた？』
こん「はい！」
『そっか。良かった。じゃあ朝御飯食べようか。』
こん「言ってくだされば、私めが政府から貰ってきますよ！」
『本当？じゃあ何にするか、離れに戻りながら考えようか。』
起こしてくれたこんちゃんを撫でて、私は木から飛び降りた。
廊下を歩いている時、こんちゃんが私をじっと見ていた。
『どうしたの？』
こん「あっ、いえ！」
『………あ、このピアスの事かな？』
こん「！」
こんちゃんの視線を辿ると、見ていたのが私が付けているピアスだった。
こんちゃんは私の友達だし、教えても良いかな。
『これはね、ある人から貰ったの。』
こん「ある人……？」
『うん。小さい頃、一杯遊んでくれたんだよ。
だからまぁ……お兄ちゃんみたいな感じかな！
このブレスレットもそうだよ。』
そう言って、右腕に付けているブレスレットをこんちゃんに見せる。
こん「綺麗ですね！A姉様によく似合っております！」
『ふふふっ、ありがとう。』
？？「ぁ、あの、貴方は……？」
声をかけられて振り向くと、五匹の虎を抱いている小さい男の子がいた。
だが、その肌には傷や痣がいくつもあり、見ていて痛々しかった。
でも、私には関係ないよね。私はここの主じゃないし……。
そもそも、治し方知らないしなぁ…。
『私はここの見習いだよ。私に何か用事？』
？？「いっ、いえ。その……し、失礼します…！」
『あ、行っちゃった。
ん？こんちゃん、どうしたの？』
視線をこんちゃんに戻すと、何故かこんちゃんはとても驚いていて、私の声が聞こえていないようだった。
少し変に思って、もう一度こーんちゃん！と呼ぶと、今度はちゃんと反応した。
『どうしたの？何かあった？』
こん「いえ！何でもないですよ！
それより、朝御飯は何にするのですか？」
『そうだね、うーん……』
今日の朝御飯、何にしようかなぁ？
呑気にそんな事を考えていた時
ガシャーン！
何処からか、そんな音と誰かの騒ぐ声が聞こえた。
『朝から何の騒ぎなんだろうね？』
こん「これは……大広間からです！
A姉様！見に行きましょう！
もしかしたら誰かが傷つけられているかもしれません！」
『分かった〜。
何か面白い事あると良いな♪』
こんちゃんの言葉に頷き、私はこんちゃんに案内してもらいながら小走りで大広間へ向かった。
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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか！？凄い貴重なご意見、ありがとうございます！！！危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます！！！面白いと言っていただけて嬉しいです！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです！これからも更新頑張ってください！！お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です！今から更新して来ますので、少々お待ちください！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅桜 | 作成日時：2017年12月7日 7時
