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二十一日目 貴方side ページ27

『あ、ここが厨かな?』

こん「そうでございます!」


厨につくと、そこは何も無い寂しげな風景だった。
さっき短刀達が言ってた、前任は皆にご飯を与えてなかったというのは本当らしい。
食器も前任の分しか見当たらない。


『ま、良いか。
こんちゃん、この紙に書いてあるものを持ってこれる?』

こん「はいっ!お任せください!」


頼んだものを取りに行ってもらっている間に、私はまだ埃が残っている所を掃除する事にした。


『……とは言え、こんちゃんはすぐに来ちゃうだろうし、霊力で片付けちゃおう。
あ、ついでに本丸も綺麗にしとこ。』


床に手をつき、霊力を放つ。
すると、途端に汚れていた厨は綺麗になった。
遠くから「本丸が綺麗になってる!」とか聞こえるけど幻聴だろうね。


『うん……上出来、かな〜。』

こん「ただいま戻りました!A姉様〜!」

『おぉ〜、お帰りこんちゃん!
重い物ばっかり頼んでごめんね?』

こん「いえいえ!A姉様の為なら、これくらいどうって事ないですよ!」


こんちゃんから巨大な布を受け取り、頭を優しく撫でる。
こんちゃんは嬉しそうに私の手に擦り寄ってきた。可愛いな〜♪


『さてと、じゃあ次はこの食器達を出してご飯を作らないとね。
こんちゃんはお揚げ食べて休んでて〜。』

こん「いえ!手伝わせていただきます!」

『あははっ!ありがとう、でも休んで?
重い物運んだから疲れてるでしょ?』


こんちゃんにはこの本丸の為の大量の食器と、一週間分の食材だった。
人数が人数なので、中々に重たい筈。
そんな中、更に手伝わさせる訳にはいかないからねぇ。


こん「お気になさらず!私は有能な狐ですから!
この程度でへばったりなどしませんよ!」


ふふんと胸を張るこんちゃんを見て、思わず笑ってしまった。


こん「何笑ってるんですか!?」

『あっはははははは!ごめんごめん!
こんちゃんが可愛くてついね…… ふふふふっ!』

こん「むぅ…」


少し不貞腐れているこんちゃんを撫でて、じゃあお願いしようかな、と笑う。
するとこんちゃんは顔を輝かせてお任せ下さいませ!と言った。
うん、やっぱりこんちゃんは可愛い。
戀といい勝負してるね〜。


『良し、じゃあやろうか!』

こん「はい!」


私とこんちゃんは、食器や食材を取り出してご飯の準備を始めた。

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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか!?凄い貴重なご意見、ありがとうございます!!!危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます!!!面白いと言っていただけて嬉しいです! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!!お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です!今から更新して来ますので、少々お待ちください! (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅桜 | 作成日時:2017年12月7日 7時

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