病弱少女に明日も死が待っている【及川徹】完結！

No.６ ページ8

【及川side】








『私、命があと３ヶ月しか持たないの』






衝撃的だった







３ヶ月？






そんなのすぐに終わるじゃん









俺、Aちゃんのこと好きになったばっかだよ？









短いよ…








何でそんな病気がAちゃんにかかってるの









俺は今神様を恨んだ









及「…う…そだよね」








『嘘じゃない、ホント』









真剣な顔をして言うAちゃん







『ホントっ…なのっ…』







消え入りそうな声でそう言う。









Aちゃんの目からは涙がぼろぼろ出てて顔はくしゃくしゃだった









ごめんね…気づいてあげられなくて









最近、Aちゃんはホントにぼけーっとしていた








魂がなくなった人みたいな感じ









でも理由はそれだったんだね









及「……ほら、Aちゃんに涙は合わないよ、笑おう、笑おう…ほら」









『ひっく…及川…く…ん…ひっく…だって…ぇ…泣いてる…じゃん…！』









え、俺が泣いてる…？






そんなわけな…









ポタッポタッ







手の甲に落ちる雫






それは俺の目から出ているもので。









あぁ…俺も泣いてんだな









そう思う









及「……っく……ぅ…」









神様はなんて酷いんだ

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