引っ越しですよホークスさん ページ5
『いや、何で居るんですか？』
「言っとくけど手配したの俺だからね？」
引っ越し祝い待ってます
――――――
side: 鷹瀬
俺は卒業してから結構すぐに福岡の方に引っ越し、実家には数日だけしか戻っていない。というのもサイドキックとしての仕事は予想以上に多く、休みを満喫する暇なんて無かったからだ。
『やっと片付け終わった…』
ホークス事務所に入って早いものでもう１カ月経った。しかしあまりにも多忙な生活を送っていたので、俺の新居は全くと言っていい程片付いていない。
そして今日からゴールデンウィークに入り、２日間だけ午前出勤を命じられた。昨日の夜からぶっ通しで作業を続け、午前の仕事を挟んだがようやく引っ越しを完成させれた。
「そのうち汚くなっていくんだろうな…」
『何でちゃっかり居るんですか。俺の休日を邪魔しないでください！』
作業続きで寝てなかったし、とりあえず布団に入ろうと自分の部屋に戻ると、そこには俺の家にいるはずのない人物がベッドの上で寛いでいた。ホークスさんだ。
「まあまあそう怒らないで。別に訳も無く来た訳じゃ無いしさ？」
『もう何ですか…俺冗談抜きで眠いんですよ』
その証拠に俺はさっきから欠伸が出っぱなしだ。本当に今すぐ寝たいくらいなのに、ホークスさんは上機嫌でベッドを降り、何やらキッチンの方へと向かう。
もう喋る気分にもなれずノロノロとホークスさんの後をついて行けば、ホークスさんは冷蔵庫を開けた。別に食べ物なんて入れてないし、飲み物だって何も入れていないはずだ。
『アイスとか探してるんなら無いですよ。コンビニ行ってください…ふああ』
「違うよ鷹瀬、ほらこれ。見て！」
欠伸の反動で涙がすこしだけ溢れ、視界をぼやかした。ホークスさんは楽しそうに冷蔵庫から何かを取り出して、それを俺の目の前まで持ってくる。
「引っ越し祝い。まだ旬じゃないからカツオで我慢してね」
『…へ？』
高級そうな包装を施された箱をまじまじと見つめれば、確かにそこには“カツオ”と書かれており、綺麗な赤身が入っていた。
“まだ旬じゃない”と言うのはきっとマグロの事だろう。カツオの旬は確か３月〜５月と８月〜９月だ。別に種類によってはマグロだって今が旬の物もあるのになあ。
俺が魚好きなのは周知の事実だが、まさか引っ越し祝いでも魚とは…
『…えっと、住居の手配と引っ越し祝い、ありがとうございました』
「お礼はかつおのたたきで良いよ」
――――――
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林(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» ここまで長らくお待たせいたしました！完走できるように頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします！ (2020年2月11日 18時) (
レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - (名前)えりなさん» お待たせいたしました！長い間全裸待機させてしまって申し訳ございません（ ; ; ） (2020年2月11日 18時) (レス) id: e2467e6846 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！(？)ラストまで後少しなんですね…寂しくなります。これからもよろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: c7fdcaabfc (このIDを非表示/違反報告)
(名前)えりな(プロフ) - めっちゃ面白いです！！全裸待機してますので頑張ってください！応援してます！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: f380eb65b5 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - カラバコの中の子犬さん» 全裸待機して頂いてありがとうございます（；；）まだ結末を考え中ですのでもう少々お待ちを！ (2019年11月6日 20時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年12月6日 2時
