２７日目 天使と蛙吹さん ページ28
「天塚ちゃん、何だか大人っぽくなった？」
『…へ？』
なんでも言っちゃう蛙吹さん
――――――
side: 天塚
ある日の授業終わりの休憩時間。俺はいつもの様に麗日とお喋りをしていた。
必殺技の事や、お互いのふるさとの事、それからインターンの事。それと最近のことも。
「ねえ天塚ちゃん、ちょっと良いかしら？」
『ん、なあに？蛙吹さん』
手のひらでちょいちょいと合図を送ってきた蛙吹さん。何回か授業でペアを組んだことはあるけど、正直そんなに話したことはない。
緑谷曰く「思った事を正直に言っちゃう子」らしい。
「最近思う事があってね。天塚ちゃん、何だか大人っぽくなった？」
「あ、それウチも思ってた！」
蛙吹さんの言葉に驚いていると、麗日もそれに同意した。でもそんな事を言われても、正直俺は大人っぽくなったなんて全く思っていない。
『そんな事ないよ〜どこが大人っぽいのさ？』
「そうね…例えば爆豪ちゃんの扱いとか？」
う〜ん。まあ前に比べたら特に口論することも無くなったし、最近はペアを組んでも割と上手くこなしている。でもそれが大人っぽいのかな？
「それに雰囲気も変わったよね？あ、別に前が悪かったとかじゃいよ？」
「ケロ…笑顔がとっても綺麗になったように感じるわ」
『ええ〜そうかな？』
雰囲気？笑顔？特に変えた覚えはないし、そういうのって自然に変わるものなのかな？
『そんなに変わってないと思うけどな〜』
「それに忘れ物も減ったじゃない？相澤先生の授業のプリント、毎回ってくらい忘れてたわよね」
『あ〜…確かにそんな事もあったっけ』
いきなり先生の名前を呼ばれると少しびっくりしちゃう。じわじわと耳が熱くなっていくのを感じた。
「ヘイ、リスナー！席に着きな！授業を始めるぜ盛り上がってけー！」
マイク先生の言葉によって強制終了させられた会話。蛙吹さんは席に戻って行った。
同時にチャイムが鳴り、英語の授業が始まる。担当のマイク先生は俺と相澤先生の関係を知っている唯一の人だ。こっちをチラ見してニヤニヤするの本当にやめて欲しい。ほらずっとニヤついてる。
「小テストやるぞー、ほら席着け！」
落ち着かない生徒たちをなだめながらプリントを配っていくマイク先生は紛れもなく大人だ。もし先生に“大人っぽい”って何ですか？と問えば教えてくれるのだろうか。
「…天塚君？おーい、ボーっとせんでプリント受け取って？」
――――――
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
