２２日目 天使と苦情？ ページ23
「まあお互い好きなのは分かるよ？」
いやこれめっちゃ恥ずかしい奴じゃん
――――――
side: 天塚
マイク先生の質問は要するに“夜の営みをしたのか”というやつで、俺はまあ正直に答えたよね。付き合って３カ月近く経つし、お互いきちんと話し合ってから行為に及んだ。別に悪い事なんかじゃない、多分。
『でも俺達ちゃんと話し合いました…』
「あ、いやー…そう言う事じゃなくてね？お互い好きなのは分かるよ？別に行為自体を止めろって訳じゃ無いのよ」
『…？』
流石にずっとこの調子で喋られるのはあまり好きじゃない。言いたいことがあるならはっきり言って欲しいなあ。
『えっと、はっきり言ってください…？』
どういう感じで言ったらいいか分からなくて疑問形になってしまったけど、伝えたい事はちゃんと伝えた。するとマイク先生は大きくため息をついて口を開く。
「あんまり他の人の夜の営みに口出しはしたく無いんだけどね…天塚さあ、もうちょっと声押さえた方が良いと思うよ？」
『…え？』
予想外のアドバイス？苦情？に思わず言葉が出なかった。しかしマイク先生はつらつらと続ける。
「まあ各部屋ちゃんと防音機能が備わってるから廊下には響かないと思うけどさ…聞こえんのよ」
「いや、天塚が気にしないならそれで良いんだけどね？」
「…それ言いたかっただけだから、戻っていいよ」
聞こえる？それってまさか…
『…“俺たちの声”が？』
「正確には“天塚の声”が、ね」
完全にやっちまった〜〜。他の部屋の事何も考えてなかったわ〜〜。恥ずかしすぎて本気で死にたい…。
『え、待って、それじゃあ全部聞こえてるって事ですか？』
「いや流石に全部じゃねえよ…まあラストの――」
『ああ〜！もう大丈夫です！おやすみなさい！』
聞いているこっちが恥ずかしくなるので聞くのを止めて俺は相澤先生の部屋に戻ることにした。マイク先生は扉の隙間から「楽しんでな」と一言だけ告げた。もうマイク先生なんて知らない！
「ん、おかえり。何だったんだ？」
『…夜の声がデカいって、マイク先生が聞こえるって』
先生の胸に飛び込んでマイク先生から聞かれた事を告げれば、俺の頭を撫でる先生の手がピタリと止まった。表情を窺えば“嘘だ”と言わんばかりの顔をしていたが、ニイっと不敵な笑みを浮かべてこう言う。
「別に聞かせてやれば良いだろ」
『〜〜っ、相澤先生の馬鹿！！』
本当何考えてんのこの人？
――――――
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林(プロフ) - ユキヒメさん» コメントありがとうございます！完結済みなのに嬉しい；；相澤先生好きすぎて、書く作品ほとんど先生とくっついてます、、偏り、、 (2021年8月29日 23時) (
レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 椿さん» かわいい自慢の夢主くんです！ありがとうございます、、！（コメント気づかなくてすみません；；） (2021年8月29日 23時) (レス) id: 62a8050e41 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - うちの推しオチだったーーー！！やったーーー！！！夢主くん可愛い！可愛すぎて心配ね、、、ナンパとか、まあ相澤先生がなんとかしてくれる！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 夢主くんかわいい…応援してます…!! (2019年10月8日 17時) (レス) id: 33631e1d2f (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 夜剣さん» うわああ嬉しいコメントありがとうございます…！更新頻度遅くて申し訳ないですが、これからも宜しくお願いします！ (2019年2月13日 0時) (レス) id: 14631dcafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年11月10日 23時
