深呼吸 54回目 ページ16
「…お、意識戻ったか。」
『…誰だお前?』
おめでたそうな奴が居た。
――――――
夢を見ることもなくただただ寝ていた、一体何時間寝ていたのかも分からない。ふと瞼を開けると背中に感じたのはベッドとはまた違った少し硬めの感触。寮のソファーに寝かされていたらしい。
「…お、意識戻ったか。」
『…誰だお前?』
俺の顔を覗き込んできたそいつの髪の毛はなんとまあおめでたい色だった。名前何て言ったっけな…。
「話したこと無かったな…轟焦凍だ。」
『ああ、轟ね。…で、なんで轟がここに?』
「緑谷が見ててくれって。」
『…パシリって事?』
轟が要約しすぎてしまい俺は間違った解釈をしてしまったらしく、1から順に教えてくれた。
まず訓練が終わったのに消太さんが居ない事に気が付いた上鳴が俺ら3人が倒れている(寝ている)のを発見、そして教師の2人は教師寮に運ばれ俺も1-Aの寮へ運ばれた。
俺の部屋に運ぼうとしたらしいが爆豪が「どうせ飯の時間には起きんだからソファーに寝かせとけ。」と提案したらしい。乱暴かよって。
肝心の轟が何で居るかというと…最初は緑谷が俺の事を看ていてくれたらしいが、自主練をしたくなった所に丁度暇を持て余してた轟が1階に現れたから頼んだという事らしい。
『なるほどね、そういう事だったの。』
「まあ暇だったし別に断る理由も無かったからな。」
『(イケメンだ…。)』
俺が轟に惚れそうになっていたらタイミングよくエレベーターのベルが鳴る。そういえば今何時だろうと時計に目をやればもう19時を過ぎていた。
「おおーA起きたか!飯食いに行こうぜ!」
「だから言ったろ、飯の時間までには起きるって。」
聞き馴染みのある声が聞こえて視線を移すとそこにはお決まりになりつつある人物がいた。夜ご飯を食べに降りて来たらしい。『轟も一緒に食べる?』と尋ねると目を丸くして「良いのか?」と返した。
『俺らと食べるの嫌?』
「だってお前いつも切島達と食べてるから、俺が加わるのは何か…。」
『ご飯は皆で食べると美味しいって言ってた!良いからみんなで食べよ!』
「そんな事誰から聞いたんだ?」
危ない、つい爆豪と話してるテンションになってしまい“消太さんが言ってた”と口を滑らしてしまう所だった。あっぶねえあっぶねえ。
「ハア!?半分野郎も一緒かよ!」
『いいじゃん、皆で食べよ!』
「切島、今日のメニューは何だ?」
「パスタとうな重だぜ!選べねー!!」
――――――
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狐猫音。(プロフ) - 林さん» どんなふうに進んでも面白いのでやっぱり作者様が進めたいようにするべきですよね！家族愛が深いって羨ましいなあ。読んでて微笑ましくなりました。これからも頑張ってください。 (2018年10月16日 16時) (
レス) id: 1402817ddd (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 黒猫さん» 嬉しいコメント有難うございます^^いつか絶対番外編作るマンです! (2018年10月16日 3時) (レス) id: 54c62d0384 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 家族愛でもBLでも良き(*´ω｀*) (2018年10月16日 0時) (レス) id: 77336b66d1 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - 狐猫音。さん» 貴重なご意見ありがとうございます。しかし元のストーリーは維持して進めていきたいので、他の生徒には補習があったという追加設定のまま進めさせて頂きます! (2018年10月16日 0時) (レス) id: 54c62d0384 (このIDを非表示/違反報告)
狐猫音。(プロフ) - もういっそのこと仮免終わった設定にするとかどうでしょう。更新頑張ってくださいねq(^-^q)応援します。q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2018年10月15日 22時) (レス) id: cef4739b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2018年10月13日 15時
