嵐。 ページ6
マルコside
「嵐だ！！」
「なんだよ、のんびり昼飯食ってるときに！！」
「お前の食事は誰がどう見てものんびりとは言いがたいがな、エース。」
「なんだよイゾウ！
この肉はやらん！！」
「いらねぇよ。」
朝はいい天気だったが、急に天候がかわり嵐になった。それぞれ昼飯を食ってる頃。
ここはグランドライン。それも新世界なんだから珍しいことじゃあないがこれじゃあ島へつく時間が遅くなりそうだ。
「おい、Aを見たか？」
「A？
あいつなら今頃はいつも昼寝を……って、もしかしてここにいないのかよい！？」
「そのまさか。」
そうジョズに言われ、焦る。
あいつはいつも寄りかかって寝ている。大嵐の中でそんなことをされたら……もしかしたら落ちてるかもしれない。
「ッチ……行ってくる。」
「俺もついていこう。」
二人で大嵐の中甲板に出た。
風がすごく、海は荒れていた。落ちたりしたら助からねぇだろう。
あいつは昼寝のときだけは何があっても起きねぇからな。
そうやっていつもの定位置に様子を見に行くと、どうやらまだ吹き飛ばされていないらしく呑気にも寝こけていた。
「……はぁ、なんでこいつはこの大嵐の中で寝れるんだよい。」
「異常だな。」
「おい、起きろ！
この大嵐の中で振り落とされてぇのかよい！？」
そう呼び掛けてようやく身じろぎをしだしたAは眠そうに目を擦った。
この状況でもまだ眠いのかよ。
取り敢えず、Aはまだ寝ぼけていて下手すると落ちそうだったから引きずって船の中に入れた。
お陰でこちらもひどい濡れようだ。
「ふぁぁぁ……。
二人ともごめん…くそ眠い。
シャワー行ってきたら？」
「お前、先にいっておけ。
どう考えてもお前の方が濡れているし俺たちは嵐の中でもそんなにいなかったからな。」
「んじゃ、お言葉に甘えて……。
なるべく早く上がるから…。」
まだ眠そうな声でそういっている。
どんだけなんだあいつは。
ここ最近も仕事やらなんやらで寝てないのか。ちゃんと寝るように言うべきか。
隠密部隊隊長。
あのなりでそうなのだから人とは見かけによらない。
考えてみればあいつのことは謎ばかりだ。
家族のことも何も聞きやしない。
あいつ事態好んでしたがるような人間ではない。
そう言えば、男にしては細っこい体型だったな、何て想いながら着替えに部屋に戻った。
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ユーリ - 一応、完結させましたけど続編も準備できしだいやりたいと思ってます！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月6日 23時) (
レス) id: bff3cbdf0d (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - う〜ん！やっぱり気になる！この先主人公さんとマルコはどんな関係になっていくんですかね…。応援してます！更新楽しみにしてます！〔にしても先が気になる(>_<)〕 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - センチュリアでは化け物伝説として語られるほど主人公さん恐れられてたんですね…。少し切ないですね…。何かしらの理由があるんですよね？きっと。この先も一読者として応援してます！先が気になって気になって仕方ないです〔笑〕頑張ってください！ (2020年4月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - めちゃくちゃ先が気になります！！というか気になる一方です！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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