バケモノ伝説 ページ27
エースside
飯に行くのをAに断られて一人で町に降りて飯屋を探した。
そしたら、いい匂いがしてきた。
匂いにつられてその店に俺は入ることにした。この国の料理はどんな料理なんだ。
食ったこともないような匂いだったな。
「お、あんちゃんらっしゃい！」
店に入って見ると、客で賑わっていた。
何人かうちの船に乗ってるやつもいるけど。
店の主人は忙しそうに働いていた。
「取り敢えず何か食えるもんを出してくれ。
この店は何の料理の店なんだ？」
「うちは何でも作るんだよ。
じゃあ、用意するからちょっと待ってな。
あ、そういやよその国から来たのか？バケモノ伝説の話は聞いたか？」
「バケモノ伝説？」
店の店主は料理の用意をしながら話し出した。神妙な顔で。
どうやらこの国にとっては常識らしい。
旅人には話して聞かせて注意をさせるんだとか。
「うちの国にはバケモノがいてな。
とはいっても、人間なんだが。
人間には思えないからバケモノって呼んでるだけで。
この国で起きてる殺人は皆、そいつの仕業なんだ。
だから、気を付けな。
知らぬ間に殺されるぞ。」
「へぇ。
よっぽど強いんだな。」
「ああ。俺も姿を見たことがある。
痣だらけの癖して笑ってやがった。
聞くところによりゃ実の母親をも殺したらしい。
狂ってるよ、ありゃ。」
話を聞きながら出された料理を食った。
初めて食う味だったけどうまい。
ものすごい勢いで食べる。
回りの人に引かれてる気がするが無視だ無視。店主は横にどんどん料理をおく。
「あー、落ち着いた、落ち着いた！
この店の料理うめぇな！」
「ありがとよ。
バケモノについては気を付けなよ。
まぁ、うちにはジュリさんがいるから、何かあったらその人を頼るといい。」
「ジュリ？」
「伝説と呼ばれる海兵さ。
引退したが元大将でその腕は本物さ。」
「……へー。
あ、じゃあこれ代金。ありがとな！」
「おうよ。」
バケモノ、ねぇ。
人間だとかっていってたけどどういうやつなんだろうな。
会って、戦ってみてぇ。
その海兵が捕まえてねぇんなら……よっぽど強いんだろう。
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ユーリ - 一応、完結させましたけど続編も準備できしだいやりたいと思ってます！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月6日 23時) (
レス) id: bff3cbdf0d (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - う〜ん！やっぱり気になる！この先主人公さんとマルコはどんな関係になっていくんですかね…。応援してます！更新楽しみにしてます！〔にしても先が気になる(>_<)〕 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - センチュリアでは化け物伝説として語られるほど主人公さん恐れられてたんですね…。少し切ないですね…。何かしらの理由があるんですよね？きっと。この先も一読者として応援してます！先が気になって気になって仕方ないです〔笑〕頑張ってください！ (2020年4月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - めちゃくちゃ先が気になります！！というか気になる一方です！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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