その男…いや、女は。 ページ26
マルコside
嫌に変な様子で部屋にAが閉じ籠った。でも、あまり気に止めなかった。
あいつはよく笑う。
落ち着いてる癖して笑ってて、たまに表情歪めるくらいしか笑う以外にはならない。
怒りもせず傲らず、笑い。
そうして五年間を過ごした。
センチュリアは異常がなかった。
伝説の海兵がいるとかだったがバレなきゃいいだろうしどうやら、その海兵は引退しているらしかった。
若いのに片足を失ったから早々に引退。
結婚の後、今に至るとか。
最近、やけにあいつが気になる。
Aのことが。
確かに女の姿に見とれたが。それだけきれいだったし何故かサッチの写真は船に出回っていた。
女と言うことを知って今まで知らなかった…見えなかったところが見えてきて。
笑う回数が多いとか、案外気を使ってるとかエースと仲がいいとか。
センチュリアに降り、必要な物資を買い集めるように指示をする。後、念のため海賊とは余りバレないように。
伝説の海兵はどうやらヤバイやつらしかった。噂が立ち込めている。
バレないに越したことはないだろう。
「お、マルコ！！
なぁ、用がないやつはまた町を回ってもいいんだろ？！」
「…また食い逃げで追いかけられるはめにならなけりゃいいよい。エース。
ちゃんと金は払えよい。」
「わーってるって！
Aも誘おっかな！」
そう言うと走ってエースはAを呼びに行った。騒がしいやつだ。
だが、あいつのことだ。
すんなり引き受けて二人で町を回って迷惑をかける度にあいつが謝るんだろう。
あの二人は息があってる。
すると、数分の後エースが沈んだ様子で戻ってきた。
「ちぇっ。断られたんだAに。
あいつ不機嫌だったんだけど何か知らねぇか？」
「あいつが不機嫌？
んなこと滅多にねぇだろうよい。
お前が何かしたんじゃねぇかい。」
「してねぇ！
断じて、絶対に神に誓って！」
信用ならねぇ、と思いながらも考える。
そう言えばさっき見かけたときも様子が変だった。
いったいどうしたのか。
風邪は治っているはずだし、昨日もエースと釣りして騒いでいた。
怪我もしていないしそもそも最近は夜襲自体が減っている。なら、なんでそうなるんだ。
その理由をいくら考えても俺には分からなかった。
何でだ。
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ユーリ - 一応、完結させましたけど続編も準備できしだいやりたいと思ってます！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月6日 23時) (
レス) id: bff3cbdf0d (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - う〜ん！やっぱり気になる！この先主人公さんとマルコはどんな関係になっていくんですかね…。応援してます！更新楽しみにしてます！〔にしても先が気になる(>_<)〕 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - センチュリアでは化け物伝説として語られるほど主人公さん恐れられてたんですね…。少し切ないですね…。何かしらの理由があるんですよね？きっと。この先も一読者として応援してます！先が気になって気になって仕方ないです〔笑〕頑張ってください！ (2020年4月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - めちゃくちゃ先が気になります！！というか気になる一方です！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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