いつもの日々。 ページ2
Aside
仕事を片付け、いつものように髪を結んで部屋から出た。
この船はいつも賑やかだ。
盲目だろうと書類仕事だってするものだからバレない。幼い頃、立体として字を散々触らされて書けるようになった。
新聞は全部でんでん虫で聞いている。
特殊なやつがあり、書類を見せるとしゃべってくれると言うもの。これがなければ今頃どうなったことか。
この船に朝が来る。
賑やかなくせして朝はまだ静かだ。
不寝番とサッチが動く気配しかない。俺は隠密部隊の隊長。
まぁ、気配を察知できなけりゃいけない。
いつものように新聞をみんなより先に受け取り、聞き取る。
今日も大したニュースはない。
そろそろ、賑やかになる頃だ。
「おい、エース！！
お前、昨日の夜またつまみ食いしやがっただろ！！」
「うお、やっべ！！」
起きがけ朝食に来たエースが逃げて走り抜けていった。
いつもいつもよく飽きないものだ。
サッチも黙ってはいられないからすぐにでも捕まるだろう。その騒ぎを聞き付けて人が起き出してくる。
今日が、また始まる。
「あいつらはまた何をやってるんだよい。」
「いつも通りさ。
あんなの放っておいた方がいい。最初の頃よりエースも丸くなったからいいだろ。」
「まぁ、そうだが……。
あれはあれで困るよい。」
「食費がかさむもんな。」
横に来たマルコと会話をしながら食堂の方に向かっていった。
いつもの日常。
変わらない日々だ。
「そう言えば夜は何もなかったか？
お前は夜襲があってもすぐにやっちまうから……こっちが気づかないだろい。
ちゃんと報告書もかけよい。」
「昨日はなかった。
しばらくはないと思うがな。」
「そうかい。」
たまに報告書書かないからな。
潰して確認せずに沈めて終わりが常だから報告も何もない。と言うか、被害ないんだからしなくてもいいと思うが。
「おい、パイナップル！！
エースを捕まえるの手伝え！」
「パイナップル……。」
「黙れよい。
笑ってる暇あったらお前も手伝え。」
「……やだ。
眠いし。マルコの方が速いって。」
すれ違い様にパイナップルと呼んだサッチに御愁傷様、と思いながら適当に返す。
声を出して笑ったらこちらにまで火が飛んでくるから何も言わないでおくけど。
パイナップルはそうだから仕方ないと思う。
呆れたマルコは飛んでいった。
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ユーリ - 一応、完結させましたけど続編も準備できしだいやりたいと思ってます！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月6日 23時) (
レス) id: bff3cbdf0d (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - う〜ん！やっぱり気になる！この先主人公さんとマルコはどんな関係になっていくんですかね…。応援してます！更新楽しみにしてます！〔にしても先が気になる(>_<)〕 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - センチュリアでは化け物伝説として語られるほど主人公さん恐れられてたんですね…。少し切ないですね…。何かしらの理由があるんですよね？きっと。この先も一読者として応援してます！先が気になって気になって仕方ないです〔笑〕頑張ってください！ (2020年4月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅 - めちゃくちゃ先が気になります！！というか気になる一方です！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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