The Mystery Girl

第56話 ページ16

山田side




桜苗は今日どうやら学校には来てなかったみたいで、






男9人でファミレス行って、今は高架下で他愛のない話をしたいた。






こういう時にふと皆がいてよかったなぁなんて思ったりもする笑






ぜってぇ皆には言わねぇけどな笑






そんなことを思ってると…






有岡「なぁ、やっぱ山田は桜苗が好きなの？」






伊野尾「あぁ、俺も気になる」






なぜ、なぜいきなりそうなる。






「んなことねぇよ。」






知念「素直じゃないねぇ涼介は。」






こんな時にタイミングが良いのか悪いのか…






俺の携帯が鳴った。






携帯に目をやると、【桜苗】の文字。






有岡「あ！桜苗から電話じゃん！出ろよ！出ろよ！」






隣に座っていた大ちゃんが携帯を見ていたらしく、バカでかい声で俺に言ってきた。






中島「ヒューヒュー」






八乙女「好きな人からの電話切れちゃうぞ笑」






なんて野次が飛んでくる。






俺もムキになっちゃって、






勢いに流されて、






「言われなくても出るわ！」






と言って通話の所をタップする。






みんなめっちゃ笑ってるし、今になってすげぇ恥ずかしくなった。






そんな楽しい雰囲気とは裏腹に、






電話の内容は耳を疑うような内容だった。

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