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〜風磨side〜

放課後になるとみずきに引っ張られて連れてこられたのはクレープ屋







Aと来たかったなぁ……







風「はぁっ……」







☆「風磨くん!聞いてるの?」







風「あ〜、ごめんごめん、なんだっけ?」







☆「クレープ!何味にするの?」







風「何味……」







Aがいたら何味かな








チョコバナナとイチゴクリームで悩むんだろうな







“私チョコバナナ買うから風磨イチゴクリームね?

半分こしよっ!”








って言ってほとんど一人で食うかな(笑)








口の回りクリームだらけにして……








風「ふっ(笑)」








ただの妄想だけで笑えてくる








幸せな気分になれる







でも今頃Aは中島とアイス食ってんだろうな……








俺がもっとうまくやってればAの隣は俺だったはずなのに……








☆「……」








風「ごめん、俺用事あるから帰るわ」








今ならまだ間に合う?








Aを連れ出せる?








んなもんやってみなきゃねわかんねぇだろ?(笑)








どこにいたって








何をしてたって








誰と居たって








俺の頭の中はあいつばかり








好きで好きで








どうしようもないくらいに大好きで……








すぐ泣くしすぐ怒るし








でもって変なところで笑う








いつも振り回されてばっかで……








ただその時間がすごく大切で








ガラでもないけどAのすべてが愛しくて守りたいって思える








☆「……なんで、」








風「ん?」








☆「なんで、Aちゃんばっかり!

風磨くんも健人くんも……」







風「……なんでだろうな(笑)

まぁ好きなもんは好きなんだよな」








☆「っ、……もういいっ!」








両拳を握り締めたみずきは怒ったように来た道を引き返していった








風「……Aのとこいこ」

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作者名:キタサン ブラック | 作成日時:2018年5月28日 21時

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