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健「Aには菊池がいるのわかってる

でも、それでも……好きなんだよっ、」






突然の告白に何もできずにいると優しく抱き締められる






ギュッ






「健人……」






健「Aを、俺に守らせてくれませんか?」






「……ごめん、私はっ、」






風「Aっ!」








健「……タイムーオーバーか」







私の体を離した健人は風磨に視線を移す







健「大事な人なら離すなよ」








風「……ごめん、」








健「次A傷つけたら本気で俺が奪うから」






「健人……ありがとね?」







健「いいえ、無事で良かった」






少し泣きそうな顔をした健人は背を向けて歩いていった







風「A……」







「……」






ギュッ







風「守れなかった、ごめん」






「ふ、ま……」






風「うん」







「ふうまぁ(泣)」






風「大丈夫大丈夫、もう離さねぇから」








「んっ、」









〜風磨side〜

泣きじゃくる彼女を抱き締めながら考える







俺が素直になれてたら







あの時手を差し出してれば彼女とはぐれなかった








危険な目に合わせなかったはず……






風「……A」







「ん?」








言わなきゃ







言わなきゃ伝わんない








「風磨?」








ギュッ







風「A、好き……」








「……へ?え、ちょっ///」








小さな体を腕の中に閉じ込めたまま伝える








じゃないと真っ赤な顔見られそうだから(笑)







風「Aは?」







「……」








風「A?」








「そ、んなの……そんなの好きに決まってんじゃん!ばかっ//」








風「バカは余計だわ」








彼女の頬を両手で包んで唇を重ねる







風「もう絶対危険な目に合わせないから、だから……

Aの未来を俺に守らせてください」








「それ、って……」









風「今すぐとは言わないけど、結婚してほしい」








「……はい!」

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作者名:キタサン ブラック | 作成日時:2018年5月28日 21時

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