マジラブ1000%４

アヤフヤフヤヤーン♪ ページ30

「……A、お前は…サンズが好きなのか、まだ。」


ザーッとシャワーで髪を流してくれていたワインが、不意にそんな事を聞いてきた。


「……んー…？そりゃ、当然でしょ////；；」


「……そうか…。」


「……いきなりどうしたの、ワケワカメ/////；；」


……なんて、おどけた返事をしたが内心は変な緊張感に包まれていた。

ドッドッと自分の心臓の鼓動が五月蝿くって仕方ない。


「いや…実はな、コーヒーに聞かれたんだ…Aの事は好きか？と。」


「……えぇ…/////；；」


マジか、なんでそんな事聞いたんコーヒー？なんで？ねぇ？


「勿論正直に話したさ、私は恋愛感情を持ってしてAの事を好いていると…そしたらコーヒーは天使のような笑顔を浮かべて喜んだ。」


いや何故だし。


「そして気恥ずかしそうにこう言ったんだ…"僕、実は兄さんとAと家族になりたいって考えてたんだ…Aが僕のお姉ちゃんになって…三人で色々な事をして…凄く楽しいなって思ったんだ"…と。」


「…………/////；；」


一瞬…ほんの一瞬、その光景を思い浮かべてしまった…そして悪くはないかも知れないなんて思った自分がいた。

勿論サンズさんが私は大好きだ…けど、ワインの事を嫌いな訳じゃない。

まあ、最初からブッ飛んだ関係性だから変に素直になれない所があるだけで…好きか嫌いかなら迷わず好きと言える…素直になれれば。


「………悪い、こんな話をした所で迷惑なだけだな…君を困らせる事になる。」


キュッと蛇口の捻られる音がして、次にはタオルのモフモフした感触に包まれた。


「しっかり拭かないと余計に悪化するだろう…少し大人しくしててくれ。」









「着替えもバッチリだな、髪もドライヤーで乾かした…もう日も暮れて肌寒い、早く部屋に戻ると良い。」


「……ワインは？」


「心配ではあるが、夜はゆっくり休んだ方が良いだろう…私も自室へ戻らせてもらうとしよう。」


そう言って、優しく目を細めてから背を向けたワインな袖を思わず引いてしまった。


「……？A？」


キョトンとしながら振り返ったワインに、内心で自分に馬鹿野郎！と言いながらも、なるべく視線を合わせないようにして私はボソボソとこう言った。


「………その…寂しいかな…なんて/////；；」


我ながら、何とも子供染みた引き止め方だなと後悔した…クソッタレ！

…………でも、なんか分かんないけど…今ワインと別れちゃいけない気がしたんだもんさ。

らしくないぜベイベー→←老人ホームはあっちだぜ？？？

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