マジラブ1000%４

第一回・弟ズの会 コーヒーside ページ20

「何でこんなに増えてるのだ！！！」


ダン！と勢い良く机が叩きつけられた音に、僕は思わずビクリと肩を揺らした。


「そもそも！なんで！コイツらまでいるんだ！」


ビシッ！と僕ら…僕とパピルスを指差したグレープに、僕はどうしたら良いか分からず視線をさ迷わせた。

ぼ、僕だって…何で此処に居るのか自分でも不思議だよ…ドリームに手を引かれるまま来ちゃっただけで…。


「何でコーヒーとパピルスはダメなの？二人だって、きっとAをお姉ちゃんに欲しい筈だよ！」


そっか、Aをお姉ちゃんに…Aをお姉ちゃんに！！？


「おい、何サラッと普通に敵増やしてるんだ、お前。」


「余計なことしないでくれる？意味分かんないんだけど？」


グレープとラズベリーがそう言いながら、ドリームに呆れた視線を送るが本人は良く分かってないみたいで、首を傾げている。

す、凄い集まりに僕は連れて来られちゃったみたいだ…う、うぅ…。


「ニェッ！Aをお姉ちゃん！？……それはとっても良いアイデアなのだ！！もしAがお姉ちゃんになったら、毎日パズルやスパゲティを一緒に作れるのだ////！！！」


ニェーー！！！と目を輝かせて興奮しながらそう言ったパピルス…Aがお姉ちゃん、か。

もしAがお姉ちゃんになったら、毎日一緒にゲームしたり出来るのかな…？

兄さんと三人で、楽しくお喋りしたり…。


「………良いな…。」(ﾎﾞｿｯ


「やっぱりコーヒーもそう思うよね！」


「………ﾋｯ…！！？」


誰にも聞こえてないと思ってたから、いきなりドリームに声を掛けられて僕は異常な位肩を跳ね上げた。

し、心臓に悪いよ…。


「…ウググッ…だがしかし！最後に勝つのはこの俺様だ！Aはマネーと結婚するんだからな！」


「ムェ！パップだって負けないのだ！Aと結婚するのはパップだぞ！」


「フン！何言ってる訳？僕の駄犬に決まってるでしょ。」


「ナイトメアとAが結婚するんだよ！だって僕のお姉ちゃんになるんだもん！」


「成る程、サンズと結婚すればAは俺様のお姉ちゃんになるんだな？だったらAが結婚するのはサンズなのだ！」


バチバチと火花を散らす皆…ど、どうしよう…。

で、でも…もし兄さんと結婚したら、Aは本当に僕のお姉ちゃんになるのかな。









………後で、聞いてみようかな…兄さんに。

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