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浮わついた心 サンズside ページ12

「うわっ!む、難しいね…サンズ////;;」


アワアワとしながら氷の上でどうにか立とうとするフリスクに、ヤンワリと笑みを浮かべながらオイラは小さくヘヘッと声を漏らした。

デートコースはあの時決めたのと一緒だ、スケートして、それからカフェへ。


「サンズは凄いね、全然ヨロヨロしてない。」


「まあ、立ってるだけならなんとかな?滑るのはまだ無理そうだが。」


そう言って、両手をポケットに突っ込んで少し俯いた。

フリスクとスケートをしている、しかも二人きりで…こんなに嬉しい事はない…筈なのに。

何故だか、まだAの姿が頭の隅でチラつく。

その内、もしAと一緒にスケートに来てたら…なんて想像までしだす始末だ。

きっとAの事だ、滑れないとでも言ってオイラに抱きつくか?

いや、そんな風にAは媚びたりしない。

逆にまったく滑ろうとしないオイラの手を取って、一緒に滑ろうだなんて言ってきたり…。


「………サンズ!サンズ!」


いきなり聞こえてきた大声に、オイラはハッ!と我に返った。


「………!?あ、ああ…なんだ、フリスク。」


「なんだって…僕、ずっと呼んでたんだよ?」


「……ヘヘッ…すまないな、少しボーッとしちまったみたいだ。」


そう言って、視線を逸らして乾いた笑い声を漏らした。

言えるわけがない、お前さん以外の奴の事を考えてたなんて。


「……もう…しっかりしてね、サンズ。」


「悪かったさ、そうだ休憩次いでにカフェに行かないか?良い所を教えて貰ったんだが…。」


「カフェ!僕、行ったことないかも!うん、一緒に行こうサンズ//////!」


嬉しそうにオイラの手を引いたフリスクに、引かれるまま後ろからオイラはついていった。

カフェ…か、そういえばAとはバーで二人で話した以外ではそんな所に行った事も無かったな。

Aの事だ、きっとオイラと一緒に行けて幸せです〜、なんて…。


「……って、何考えてるんだオイラは…。」


またそんな想像をしだした自分に頭を抱えながらも、額に手を当てながらブンブンと頭を横に振った。









余計な思考は今は散らすんだ、そうだろう?

自覚、そして後悔 サンズside→←一方その頃… サンズside



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めーぇ - AU好きの人さん» え、終わりがあるんですか!?ど…どこかで読めないのでしょうか。文章1文1文にドキドキときめいてしまいました! (2022年9月30日 4時) (レス) id: fbb04e1f70 (このIDを非表示/違反報告)
綿免めんへらえいPさん*蝸牛するめ*(プロフ) - 最初に出会った小説で、ホントに大好きな作品です。最高の世界に感謝土下寝本当にありがとうございますThanks!! (2022年8月29日 1時) (レス) id: 2e2f120849 (このIDを非表示/違反報告)
ニェェエエ - この作品は終わってしまっているんでしょうか(汗)この作品に出会えて嬉しいんですが、、、私はP.36のパピルスsideので終わってしまっていて……終わりがあるならばそこまで読みたいなぁと思っていて(汗)長文失礼致しました (2021年7月26日 3時) (レス) id: 14f7e6316b (このIDを非表示/違反報告)
サンズ大好き - この物語とても癒されました! 主人公の性格が私と似ていてドキドキしました。やはりサンズさんですよね!!私も本家さん大好きです!! (2021年5月28日 5時) (レス) id: a216421144 (このIDを非表示/違反報告)
AU好きの人 - 最後まで見れない (2020年12月25日 5時) (レス) id: 4849c6cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年10月17日 15時

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