マジラブ1000%４

お前らの目は節穴だ！！！ ページ1

「ちょっと待ったぁぁぁぁぁああああ！！！！」


「ギャアアアアアアアアアア//////；；！？！！？！？」


ガサッ！といきなり茂みの中から出てきたクロス君に私はハニーを思いっきり押して離した…え！？待ってクロスくんんんんん！！？

なんでいんの！！？

てか良く見たら他の奴等も居るんだがああああ！！？


「お、俺を差し置いて良くも…良くもAさんを…許さんコロス！！！嬲りコロス！！！！」


怖い怖い怖い怖い怖い！！……ハッ！……てかさ、これってまさか。


「あー…もしかしてさ、皆見てた訳？俺らの事。」


「ああ？最初からバッチリ見てたぞこの蜂蜜依存野郎が。俺と最高の時間過ごすか、ああ？」


ゴキゴキと手を鳴らしながら牙剥き出しのマスタード、そして後ろに青筋凄いエッジと超ニッコニコ笑ってるワイン…えぇ…。

フレ兄は何か釘バットでスイングの練習してるし、マーダーはブツブツなんか呪詛みたいなの唱えてるし。

この中で唯一満面の笑みを浮かべて喜んでるベリーの心境を、取り敢えず聞いてみたくはあるかな。

……てかまじで何で皆此処に居んの！！？祭りどうした！！？おい！！！


「………終わった…私の人生オワタ…。」


立ち直れん〜…立ち直れんよ流石に〜…。

唯一の救いはサンズさんに見られてないって事位だよ(バッチリ見られています)


「Aさん！！」


「……ああ…なんだい、クロス君。」


「お、俺だって/////；；！！Aさんの事好きです/////；；！！！」


カッと目を見開きながらそう言ったクロス君に、何だか複雑な心境になった。

このタイミングで何言ってるんだい君は、ジョーク下手かな？


「言っておきますが、本気ですよ////；；！」


「あー…うん、そっか。」


若干生気の抜けた返事を返すと、クロス君はゴクリと喉を鳴らして急に私の腕を掴んで勢い良く引き寄せた。









チュッ









「………！！？」


「こ、これで…少しは分かりました…////；；？」


顔を離して不安げに覗き込んでくるクロス君に、私はポカーンとしたまま固まった。

え、は？ん？おぉん？


「だから！俺とも…その…付き合ってみて下さい/////；；！」


そう言ってバッ！と頭を下げたクロス君。


「ほう、なら私にもその権利はあるだろう？」


「勿論、僕もだよねぇ？」









ワインとマネーの言葉に続き、我も我もと言い出た皆…お前らフザケてんだろ。

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