取り敢えずお友達から ハニーside ページ20
「オレンジさん、今日は楽しかったです!何だかんだで一日中付き合わせちゃってすみませんでした!」
「いーのいーの、俺も何だかんだ楽しかったからさ。」
そう言うとAはまた嬉しそうに笑った。
普通に笑ってれば可愛く見えるのにね?なんか勿体ない子だなぁ。
「じゃあ、これ今日の分です!」
「…………ん…?」
手渡されたのは、今日買ってあげた服と同じ代金だった。
やっぱ持ってたんじゃない。
「別にどうでもいい人ならそのまんま奢ってもらっちゃおって思ったんですけど…オレンジさんと話すの凄く楽しかったんで、これからも仲良くしたいなって!」
俺は今一状況が理解出来ず、呆然と手に乗ったお金を見ていた。
「えへへ…やっぱり都合良すぎですかね?まあ自業自得なんで、嫌なら嫌って言ってもらって構いませんよ!」
また笑ってみせたAだけど、今度は少し寂しげに感じた。
俺の勘違いかな?
「……あー…可笑しいのかもしんないね、俺。だって君と話すの結構楽しかったんだよ。」
そういうと、Aは驚いたように目を見開いた。
その顔、なんか面白いんだけど。
「だからお友達になってくんない?」
目の前に手を出せば、今日見た中で一番の笑顔を咲かせた。
なんていうか、ヒマワリみたい。
「もっちろんです///!わぁ…嬉しいです////!私、友達なんて初めてです/////!」
興奮気味にAが繋いだままの手をブンブンと強く上下した…ちょ、取れる取れる;;
「ま、まあ…だからさ。友達なんだし、敬語は無しでいかない?」
「OK、分かったぜブラザー!」
「切り替え早いね、うん。」
流石というか何とかいうか…Aらしいから、いっか。
「あ、もう本当に帰んなきゃヤバイや!じゃあねハニー!また今度!」
ブンブンと勢い良く手を振りながら、Aは風のように去っていった…って速!
「ていうか、今なにげに名前で初めて呼んでくれたよね…?」
それだけなのに、何か異常に嬉しく思ってしまう自分がいて…口元がニヤけるのを隠すように、俺は煙草に火をつけ吸った。
また今度、次は何しようかな。
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ラーメンうどん - 夢主ちゃんほぼ私なんだがどうすれば… (2020年12月14日 19時) (レス) id: 914ce260e9 (このIDを非表示/違反報告)
薇毘 - 夢主なかなかぶっ飛んでて草 (2020年8月23日 21時) (レス) id: 5fac1d7fb8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - カオスだよぉ カオスだねぇ?((^ω^≡^ω^))おっおっおっおっおっおっおっおっ (2019年6月21日 22時) (レス) id: 83fb9e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» 夢主「こ、ここここ心の準備しとかなきゃ!!」 (2018年8月3日 21時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
mk猫(プロフ) - レミィ「ラブちゃん、遂にあのB薬入りケチャップを使う時だ!」 (2018年8月3日 21時) (レス) id: 0ff543326a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ丸 | 作成日時:2018年7月8日 16時