マジLOVE1000%！

恋バナって楽しいね！ ページ19

「……そういえばさ、好きな子居るんだっけ。」


「はい、居ますよ！もうスッゴく素敵な人なんです/////！」


人じゃなくてスケルトンだけどね！


「告白したの？」


「しましたよ、でもフラれました！」


「……え……。」


「どうやらその人にも好きな子が居るみたいなんですよねぇ。」


「…あーー…なんか…ごめんね？」


申し訳なさそうにハニーさんがそう言った。


「いーえ、大丈夫です。だってまだまだ諦めてないですもん！」


アイスのコーンに齧りつきながら、私はニッコリ笑ってみせた。

ハニーさんは目を少し見開いた後に、また元の死んだ目に戻った。

何でそんな生気の抜けた目してんだろ。


「……辛くならない？だって、一回フラれてんでしょ？」


「そりゃフラれた時は流石の私もグサッときましたね。なんせ初めての失恋でしたし。」


「俺だったら、諦めちゃうけどなぁ…。」


「私は無理ですね…だって、その人以上に好きになる人なんて今後一生現れないと思うくらい好きなんですもん/////！」


「……ふーん……。」


吸いかけの煙草を地面に落として、ハニーさんは踏みつけて消した。

お、なんだ禁煙か？


「そういうオレンジさんは好き人居ないんですか？」


「俺？俺さ、そういうの苦手なんだよねぇ…なんていうかお付き合いするの。遊び位が調度良いっていうか…。」


「やっぱりプレイボーイですね。」


「ちょっとヤンチャなだけだって。」


またウィンクをしたハニーさん…そのウィンク万能だな。

私も今度使おうかな…いや、無理かさすがに。


「オレンジさんって好きな人出来ても一生片思いそうですよね〜。」


「えー？なにそれ酷くなーい？」


「だってホントの事ですもーん。」


「あー、俺泣いちゃう！」(シクシク


何て下手な泣き真似なんだ…口元ニヤニヤしてんの見えてんぞ！


「…フッ…だったらミーの胸に飛び込んでおいでよ。」


「……おお……けっこう胸あるね…。」(ムニュッ


「ねぇ、殺していい？」


「ダーメ♡」









何食わぬ顔で人の胸に顔埋めてきやがった…こやつ…できる！←

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