人生、初めての失恋 ページ14
まるで嵐のような時間を過ごしたAだよ!
……って、今はそんなテンション高めでいられないんだよね、うん。
「………マスタード、私ちょっと部屋に籠るから。」
「……それってよぉ、もしかして…。」
「うん、マスタードの部屋だけど私の部屋でもあるでしょ?ていうかもう私の部屋だよね、あれ。」
「ちげぇよ!?あ、あれは俺の部屋に決まってんだろ;;!!私物化すんなよぉ;;;!!!」
え?そうだったっけ?あそこは私が産まれた瞬間から私の部屋じゃなかったの?
「おいおい、ご主人様に向かってなんだって?」
「……クゥン…;;」
フハハハハ!所詮、犬の貴様には意見する余地などないのよ!
「安心して、プライバシーはちゃんと守ってるよ?ウフンな本隠してる場所しか把握してないから。」
「だいぶプライバシー侵害されてるぅ;;;!!」
「ナースがお気に入りなんてマニアックだね、マスタード。」
「やめろぉぉぉぉお//////;;;!!!!!」
地面に土下座するかの如く頭を付けて項垂れるマスタード…いい眺めだ←
「じゃ、そういう訳だから籠ってる間は近寄らないでね〜。」
「はっ!?い、いや待てよ!!俺だって部屋に用があっt「ご主人様の命令は?」…絶対ですぅ♡…/////;;!!!」
……フッ……チョロいぞ、チョロすぎる。
バタンッ
「……はぁー……マスタード臭い…。」(ボフッ
ベッドに飛び込んで、天井をボーッと見上げた。
頭の中に何度も何度も、サンズの言葉が繰り返される。
「……好きな人が…いる…。」
その言葉を思い出す度に、ズキズキと心臓が傷んで重くなる…苦しいよ…。
「クソッ!こんなの私らしくないじゃん…私らしくないのに…分かってるのに…。」
だって、初めてだったんだもん誰かを好きになったのは。
初恋だったんだもん、サンズが。
「……グスッ……失恋って…こんなに痛いんだあ…。」
ああ、ダメだ視界までぼやけてきちゃった…これから何回当たって砕けるかも分からないって言うのに…。
たったの一回でこれじゃ笑い話にもならないよ!
「……ふぅっ…う……サンズゥ……!」(ポロポロ
抱き締めたマスタードの枕に、大きな染みを幾つもつくった。
早く、泣き止まなきゃ…不甲斐ない姿は誰にも見せたくないから。
俺は良犬だから… マスタードside→←彼女はとても美しい ワインside
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ラーメンうどん - 夢主ちゃんほぼ私なんだがどうすれば… (2020年12月14日 19時) (レス) id: 914ce260e9 (このIDを非表示/違反報告)
薇毘 - 夢主なかなかぶっ飛んでて草 (2020年8月23日 21時) (レス) id: 5fac1d7fb8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - カオスだよぉ カオスだねぇ?((^ω^≡^ω^))おっおっおっおっおっおっおっおっ (2019年6月21日 22時) (レス) id: 83fb9e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» 夢主「こ、ここここ心の準備しとかなきゃ!!」 (2018年8月3日 21時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
mk猫(プロフ) - レミィ「ラブちゃん、遂にあのB薬入りケチャップを使う時だ!」 (2018年8月3日 21時) (レス) id: 0ff543326a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ丸 | 作成日時:2018年7月8日 16時