コンナノイヤダヨ ページ39
「さぁて、どういたぶってやろうか…。」
「……っう……。」
errorが首を締めるように、片手でドリーム君を持ち上げた。
力なく、だらりと垂れる姿に私は手を震わせた…そこまでする必要が、本当にあるの？
「ちょっと、一人で楽しまないでよ？僕の分も残して貰わなきゃ困るんだからさ。」
「………………。」
皆の顔が歪んで見えるのは、私が可笑しいのかな？
ねぇ、ロード…ロードは確かに冷酷で残忍だけど、そんなに嬉しそうにしてた？
ねぇ、ドギー…ドギーは臆病だけど凄く優しかった、なのにどうして今は楽しそうなの？
ねぇ、error…あんなに穏やかな顔をしてたのに…今の君が本当の姿だっていうの？
「……皆…どうして…。」
分からないよ、頭がガンガン痛くて…噎せかえりそうな吐き気が喉まで上ってくる。
私が皆をこうしたの？
私の性で…みんな…が…。
「…………っ……ごめんっ…！」(シュッ
「………っな……！？」
誰かが声を上げたのと同時に、鋭い刃が此方に投げ飛ばされてくるのが写った。
視界に入る状況が今一理解できず、それでもこの刃で私はきっと死ぬのだろうと冷静にストンと答えが胸に落ちてきた。
それに、死ぬと分かった筈なのに…不思議と怖いという気持ちはなくて…。
「ああ、そっか…。」
此処で私が死ねば、皆がまた前のように戻れるかもしれない。
きっと私の居なかった頃の、優しい皆に…そう思うと指の震えはいつの間にか消えていた。
「…………。」
風を切る音が、間近に聞こえてくる…もう…誰も苦しまなくて良いんだね？
静かに目を閉じ、その時を待った。
ザシュッ！
くる筈の痛みはこず、目の前に広がった飛び散る紅に私は頭が真っ白になった。
ねぇ、どうして…？
「ドリィィィイムゥゥゥウ"ウ"ウ"！！！！」
ロードの叫び声が、とても遠くなっていって…感覚も何もかもが無くなって抜け落ちていく。
「……A…よか、たっ…。」
その笑顔は、私の大好きな柔らかくて優しい…君の笑顔で…。
「……ぁ……。」
触れようと手を伸ばした瞬間に、まるで最初から無かったかのように塵に還って全て消えた。
嫌だ…どうして…私が望んでたのはこんなのじゃない…。
コ ン ナ ノ ノ ゾ ン デ ナ イ
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雪猫(プロフ) - くらげ丸さん» ややややっとレスの仕方が分かったぁ…;;ノってくれるあたり大好きですよ?更新楽しみに待ってます! (2018年7月31日 10時) (
レス) id: b22f5b86db (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 雪猫さん» 誤字ばかりですみません…；；教えて頂きありがとうございます！……良いですよね、パピフリ（ボソッ (2018年7月31日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 何回もコメントすみません…。僕は許さない キャラsideでパピルスがパピフリになってます…。…パピフリ良いですよね(ボソッ) (2018年7月31日 10時) (レス) id: b22f5b86db (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» それは後々わかりますよ…！ (2018年7月21日 16時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - くらげ丸さん» なんですと((((；ﾟДﾟ)))))))あとドリーム君、インク君置いて来てるならなんで連れてこなかったんだい？最悪死んじまうぜ？ (2018年7月21日 13時) (レス) id: 2d517edcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ丸 | 作成日時：2018年6月26日 20時
