名ばかりの同盟 ページ34
あれから数日、夢でナイトメア君と会わなくなった…ありがたいと言えばありがたいんだけど、何処か寂しく思ってしまうのは贅沢なんだろうか。
「……ハァ……。」
「A、それ何回目だと思ってるの?溜息。」
「アハハ…ごめん、ロード。何だか調子でなくてさ。」
「………ふーん…。」
じとーっとした目で私を見てくるロード…原因を言える訳がない、だって夢の中の話なんだよ?
「なんか気に食わないんだけど…。」(ポフッ
ムスッとした顔でロードが私の膝に頭をのっけた…可愛くてしんどい。
「heh…気にii食わaねぇってeeeのは同意見だなaaaa…。」
「…………!?error!!」
「……っな…!」(バッ!
後ろを振り返ると、errorが居た…あの時と変わらない姿で立っていた。
私は胸が少し痛むのを感じた。
「……こんな所まで何の用なわけ?言っとくけど、もう渡さないから絶対に。」
「まあまあ、そう慌てるなよ…A久しぶりだな。まさか逃げ出すとは思ってなかったぜ?」(グイッ
「ちょっ、error;;!」
無理やり肩を抱かれ、身を寄せられた。
「………!お前、何で普通に喋れて!」
「ヘヘッ、さぁな…愛の力ってヤツじゃねぇか?」
「フンッ!寝言は寝て言いなよ。」
シーン…
お互い睨み合って、一触即発の雰囲気の二人…私はただその様子を見ている事しか出来ないでいる。
「なあ、俺と手を組もうぜ?チェリーボーイ。」
挑発的な笑みを浮かべながら、errorは言った。
「チェリーボーイじゃないから!」
「ヘヘッ、そこは気にするなよ。…で、本題だが…知っての通りお前らは今ピンチだ。Aが狙われてるんだからな。」
「…………。」(ピクッ
「しかも相手はあの二人だ、オマケにインクの野郎が他のAUとの扉を全部閉じちまった。隔離されたお前らだけの力で、果たしてアイツらに勝てるかどうか…なぁ?」(ニヤッ
「……何が言いたいわけ。」
「分かるだろ?俺の力があれば、何とかなるって事は。」
「だから?信用に欠けるんだよ。」
「おいおい、そんな事言ってる場合か?俺はAが消えるのを良く思わねぇ、だから同じ意見のお前らと態々手を組んでやるって言ってんだぜ?」
「………チッ…。」
「…ヘヘッ…取引成立、だな。」
「言っとくけど、裏切りと見なしたら容赦しないから。」
どんどん話が進んでいくなか、私は呆然とその光景を見ていた。
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雪猫(プロフ) - くらげ丸さん» ややややっとレスの仕方が分かったぁ…;;ノってくれるあたり大好きですよ?更新楽しみに待ってます! (2018年7月31日 10時) (レス) id: b22f5b86db (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 雪猫さん» 誤字ばかりですみません…;;教えて頂きありがとうございます!……良いですよね、パピフリ(ボソッ (2018年7月31日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 何回もコメントすみません…。僕は許さない キャラsideでパピルスがパピフリになってます…。…パピフリ良いですよね(ボソッ) (2018年7月31日 10時) (レス) id: b22f5b86db (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» それは後々わかりますよ…! (2018年7月21日 16時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - くらげ丸さん» なんですと((((;゚Д゚)))))))あとドリーム君、インク君置いて来てるならなんで連れてこなかったんだい?最悪死んじまうぜ? (2018年7月21日 13時) (レス) id: 2d517edcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ丸 | 作成日時:2018年6月26日 20時