ベイビーブルー３

朝食もスパゲティ ページ8

「兄ちゃん、そんな所で何してるんだ？」


「………ニェッ…サンズ、マスタード…もしかして新しい特訓か何かか？」


「何だ貴様ら、そのエジプト壁画のような格好は。」


ふぁ〜っと欠伸をしながらベッドから起き上がると、早起きな弟たちは既にキチッと着替えを終えていて、壁に貼り付けになっていたサンズ達を眺めながら怪奇そうな表情を浮かべていた。


「パプ、それにパピルスにエッジ…おはようさん。」


「あ！姉ちゃんやっと起きた！もう、寝坊助はダメって言ってるのだ！」


「……ヘヘッ…悪いな、久しぶりのベッドは寝心地が良くてな？」


「だったら普段からちゃんとベッドで寝てよね！」


プンプン！と怒る姉弟の頭を一度撫でしてから、オイラは怠い体を起こしてサンズ達の重力操作を解いてやった。

ドサッと勢い良く床に落ちたサンズ達は、疲れきった表情でオイラを見上げ…いや、待てマスタード。

お前さん何でそんな鼻息荒いんだ、顔も真っ赤だぞ。


「………！この愚兄が！盛るな！」(ｶﾞﾝｯ!


「ア"アッ////；；！朝から容赦ない蹴り最高だぜボスゥ♡///；；！」


「エッジ、取り敢えず今は蹴るべきじゃないとオイラは思うぞ。」


ソッとパプの目を塞ぎながらエッジにそれとなく止めるよう言った…オイラの姉弟は純粋だからな、マスタードのその顔は刺激が強すぎる。

マスタード、頼むから涎を拭いてくれ。


「ニェッ！そうだ、朝ごはんにスパゲティを作ったのだ！冷めたら大変だぞ！兄ちゃん、何時までもダラダラしてないで早く下に行くのだ！」


「ちょ、待ってくれパピr…ぐえっ…；；；！！！」


言うやいなや、サンズのフードを掴んで階段を駆け降りて行ったパピルスに苦笑いを浮かべながらも、続くようにオイラ達も下へと降りて行った。

………エッジ、お前さん…脚にマスタードが貼り付いてて大変そうだな。









(はい、兄ちゃんの分！ちゃーんと粉チーズいっぱいだぞ！)

(……あ、ああ…アリガトナ；；；)

(姉ちゃんのも俺様がかけてあげるね！)(ドバー！

(…………ヘヘッ…ありがとな、パプ。)

(……………。)(ドバー！

(へぁっ！？ボ、ボスそれタバスコ全部！！？)

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