隠し撮り マスタードside ページ7
「おい…あんま騒ぐんじゃねぇぞ、サンズ。」
「……ヘヘッ…分かってるさ。」
そう言って笑みを浮かべたサンズの手には、ビデオカメラが握られていた。
お前…それ何処から取り出しやがった。
………まあそんな事はどうでも良い…今重要なのはそう、この先でスヤスヤと眠っているであろうボスの姿をカメラに収める事だ!
「まってろよぉ、ボス〜…バハハハハ!」
「お前さんこそ静かにしろ。」(ガン!
「……ア"ッ♡…////;;!」
サンズ…お前、中々良い拳をしてるな…ヘヘッ…。
ギィッと重々しい音を響かせながら扉を開けて、ゆっくりゆっくりとベッドへ近づく。
サンズと二人して、ゴクリと息を呑みながら覗いて見ると其処には普段からじゃ考えない程、ユルッユルに緩みきった顔で眠っているでボスがいた。
俺の弟が天使すぎて辛いぜ。
「……これまたAも、揉みくちゃにされちまって…ヘヘッ…。」
小声でそう呟きながら、ニヤニヤと笑みを浮かべてムービーを撮り出すサンズを横目に、俺も早速と言わんばかりにカメラのシャッターを切りまくった(勿論無音のな。)
「こりゃ、良いもんが手に入ったなぁ…/////;;」
ホクホクと達成感に包まれながら、サンズと一緒に一度頷きあってから部屋を出るために背を向けた…筈だった。
「…………い"っ…!!?」
「……へぁっ…;;!!?」
いきなり体が壁の方へ叩き付けられ、貼り付けにされる。
自由の利かなくなった体で、何とか視線をベッドの方へ向けるとユラリと青く煌めく何かが……アッ…。
「ヘヘッ…よう、お二人さん。中々良い趣味してるな?」
「………あ、いや…これはだな…;;」
しどろもどろに言葉を濁すサンズに、Aはまたヘヘッと短く笑ってから目を真っ黒にしてこう言った。
「朝まで取り敢えずそうしてな、bad timeはそれからにするとしようか。」
それだけ言うと、また眠りだしたAに俺とサンズは朝まで無言で壁に貼り付けになっていた。
………顔に似合わず鬼畜じゃねぇか…き、嫌いじゃないぜ/////;;?←
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シナモンよりバタスコ - メア様とエラーは推しだが、こればかりは許せんな…do you wanna have a bad time? (2019年4月29日 18時) (レス) id: 22c81e1746 (このIDを非表示/違反報告)
サン(さっさん) - サン「エーラーーさーんー?????ナーイートーメーアーさーんー?????なにたくらんでるんですか!?!?流石に兄弟殺しはダメだって!!!」 (2018年12月15日 11時) (レス) id: 2069e0c86c (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ナイフとパイさん» ナイトメア「そうか、そりゃ怖いなぁ?」 (2018年11月25日 0時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» ナイトメア「おーおー、怖いこって」 (2018年11月25日 0時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
ナイフとパイ - くらげ丸さん» デス:ねぇ、タコさん。あの人に変なことしたら容赦なく特大最強魔法で君の存在なかったことにするからね?(ゴゴゴゴゴ (2018年11月22日 6時) (レス) id: 865678efc6 (このIDを非表示/違反報告)
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