読み聞かせ ページ6
あれからドンチャン騒ぎをし、オイラ達はエッジの好意によって家へと招かれていた。
今は風呂上がりで、素足でペタペタと鼻唄混じりに部屋へとオイラは戻っている。
部屋へ戻って真っ先に見つけたソファーへと座り、横たわってから身を深く沈めると何やら遠くから視線を感じた。
視線の送られてくる先を追ってみると、隠れているつもりなのだろうが隠れきれていないエッジの肩が見えていた。
何やってるんだ、お前さんは。
「あ!姉ちゃん!またソファーでゴロゴロしてる!」
「…ヘヘッ…仕方ないだろ、此処がオイラのベッドなんだからな。」
「そんな訳ないでしょ!ほら、早くベッド行くよ!今日の絵本はこれだからね!」
そう言ってパプから差し出された絵本を受け取り、オイラ早くヤンワリと苦笑いを浮かべた。
姉弟、お前さん…絵本を読んでもらいたいだけだよな、
「……そうだ、お前さんもどうだ?」
そう言って扉の方へ呼び掛けて見ると、ビクリと一回大きく揺れた後にオズオズとエッジが姿を現した。
手には絵本が握られて…絵本!!?
「………良いだろう、どうしてもと言うのならば一緒に寝てやろう。」
「エッジ!こっちの絵本も面白そうだな!」
「フンッ…まぁな。」
照れくさそうにソッポを向いてそう言ったエッジに、微笑ましいなと思いながらオイラは二人の手を引いて二階へと上がって行った。
「……あー…一応聞くんだが、なんだこの状況は。」
「姉ちゃん、早く読んで////!」
「……フンッ…。」
まあ、説明するならば…オイラはエッジに腕枕をされながらパプに思いっきり抱き付かれている。
別にされても良いんだが…このまま眠られるとソファーに最後移動出来なくて非常に困るんだが…。
「……ハァー…分かった分かった、だから落ち着いてくれパプ。」
半ば諦め気味にオイラは絵本のページを捲った…最終手段を使って、此処から抜け出せばそれで良いか。
(そうしてウサちゃんは幸せに暮らしましたとさ…って、眠ったみたいだな。…さてと、そんじゃショートカットを使って…。)
(ニェヘヘ…ねーちゃ…////)(ギュッ
(……ニャハハ…////)(ギュッ
(……あーーー…コイツは、あれだな。戻れそうにないみたいだ。)
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シナモンよりバタスコ - メア様とエラーは推しだが、こればかりは許せんな…do you wanna have a bad time? (2019年4月29日 18時) (レス) id: 22c81e1746 (このIDを非表示/違反報告)
サン(さっさん) - サン「エーラーーさーんー?????ナーイートーメーアーさーんー?????なにたくらんでるんですか!?!?流石に兄弟殺しはダメだって!!!」 (2018年12月15日 11時) (レス) id: 2069e0c86c (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ナイフとパイさん» ナイトメア「そうか、そりゃ怖いなぁ?」 (2018年11月25日 0時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» ナイトメア「おーおー、怖いこって」 (2018年11月25日 0時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
ナイフとパイ - くらげ丸さん» デス:ねぇ、タコさん。あの人に変なことしたら容赦なく特大最強魔法で君の存在なかったことにするからね?(ゴゴゴゴゴ (2018年11月22日 6時) (レス) id: 865678efc6 (このIDを非表示/違反報告)
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