ベイビーブルー３

俺様の姉ちゃんだぞ！ パプside ページ12

俺達は今、とてつもなくムカムカとしている。


「姉さん…絵本を読んでくれないか、今日も。」


「ああ、それ位ならお安いご用さ。」


そう言って、ウィンクをした姉ちゃんに嬉しそうに抱き着いたエッジ。

ニェッ！！！狡いぞ！！！！


「姉ちゃん！俺様も！俺様も読んで欲しい！」


バッ！と姉ちゃんとエッジの間を裂くようにして入ると、エッジが物凄い眉を寄せながら俺様の事を見てきた…でもダメだぞ！

これだけは譲らないのだ！


「貴様…我輩が今、姉さんに頼んでいたんだぞ…。」


「だって姉ちゃんは俺様の姉ちゃんだぞ！エッジには兄ちゃんが居るでしょ！」


「あんなのに我輩が？……ﾌｯ…笑わせるな、反吐が出る。」


「ボスゥ！？で、でもその蔑んだ目…最高にCOOLだぜぇ…/////；；；」


………ニェ？大丈夫か、マスタード？

何だか息が荒いのだ。

もしかして…具合が悪いのか！？


「盛るな！消え失せろ！」(ガッ！


「あひんっ♡////；；！」


「おいおい…エッジ、やりすぎだって言ってるだろう？」


「姉さんには絶対にしないから、問題ない。」


「いや、問題しかないからな…。」


そう言ってエッジにコンコンと暴力は如何にいけないことなのかを話し出す姉ちゃん…って！

まただぞ！


「エッジ！俺様の姉ちゃんを独り占めしないでよね！」


「……！？い、いきなりどうした…姉弟？」


グイッと腕を引き、スッポリと自分の腕の中に姉ちゃんをおさめて俺様はエッジに威嚇した。

エッジはきっと、姉ちゃんを独り占めする気なのだ！

そんな事は、このグレートなパプ様が許さないぞ！


「貴様は元の世界に帰れば一緒に居れるだろう…分かったらサッサと返せ。」


「それとこれとは別なのだ！姉ちゃんにベタベタしないでよね！」


「それは貴様にも言える事だが？」


「俺様は良いの！姉ちゃんの弟だからな！」


ベー！と舌を出してそう言うと、エッジの顔がさらに険しくなった…でも負けないぞ俺様は！

俺様に不可能はないのだ！


「……喧嘩するほど仲が良いってやつか、これは？」









……姉ちゃん、なんで溜息なんて吐いてるの？

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