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彼は誰? ページ3

「………つまり、あたし達は皆同じような夢?を見てから此処に来ちまった…て訳だな。」


一枚のポスターの前で、ヴァーナちゃんが腕組みをしながら眉を寄せた。


「クッソ!!コイツせっかく私が一緒にヘンリーとかいう奴探してやるって行ったのに!!この仕打ち可笑しくね!?てか何でこのポスターでは首なくなってんの!!?ダンシングデーモンって何さ!!?」


「止めろラブ。」(バシッ!


「……アダッ…!!」


勢い良くラブちゃんの頭を叩いたヴァーナちゃん…だ、大丈夫かな。

ラブちゃん凄く涙目で睨んでるけど…。


「ちょっと!!これ以上は馬鹿になれないって言ってたじゃん私!!!」


「だったら少しは黙ってろよ、馬鹿。」


「あー!馬鹿って言った方が馬鹿ですからぁ!」


ベー!っと舌を出すラブちゃんにヴァーナちゃんは青筋を立てて溜息を吐いた。

ふ、二人とも…仲良く…ね;;?


「ラ、ラブお姉さんにヴァーナお姉さん!今は喧嘩してる場合じゃないよ!」


焦ったように大きな声でそう言われた二人は、渋々といった感じでお互いに引いていった…流石イリーナちゃん。


「………ッチェ……。」


「すまねぇ、イリーナ…。」


「わ、分かってくれれば大丈夫だよ!…それにしても不思議だね、ラブお姉さんもヴァーナお姉さんも私も…三人とも"一緒に探そう"って言った途端に意識を失ってたなんて。」


うーん…と頭を傾げるイリーナちゃんの姿に、私は確かに違和感を感じた。

あれ、私の時は確か…。


「ああ、確かに。一緒に探してやるよって言ったら…"君もやっぱり…おんなじ何だね"とか意味分かんねぇ事言われたな。」


「あ!それ私も私も!」


三人がワイワイと話してる中、私は一人だけ立ち尽くしていた。

頬に嫌な汗が伝う。

三人の会話が本当なら、私だけ明らかに違う…それにベンディは言っていた。

お友達を連れてきてあげるから。

これはつまり、私のせいで皆が巻きこまれたって…事で間違いない、きっと。


「ていうかさ、コイツの名前何なんだろ。」


「そういえば言われてなかったな、名前。」


「うーん…想像つかないなぁ。」


ベンディ、どうして…私にだけ名前を?









考えすぎなだけなのかも知れない…そう自分に言い聞かせながら、私はこれからの事に思いを馳せた。

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くらげ丸(プロフ) - メガさんさん» ……!?そ、それは凄いですね!!! (2018年10月5日 22時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
メガさん - なんだろうまだ物語読んでないのにテンションMAX (2018年10月5日 18時) (レス) id: a26398fa33 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» サミィィィィィィイイイイ!!!! (2018年10月5日 8時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» ラブ「変態だって!?野郎ども急所を蹴りあげろ!!」 (2018年10月5日 8時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 変態サミーは思ったであろう「うわにこの美人さんいけにえにするより嫁にしたほうがいいんじゃないか?」…と (2018年10月4日 18時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年9月18日 14時

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