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謎の男 ページ19

「お、なんだこのスイッチみたいなの?」


ラブちゃんがそう言って指差した先には、何か白い色の丸いスイッチがあった。


「これは…何かに使いそうだな。」


「何かってなにさ。」


「それが分かってんなら苦労しねぇんだよ。」


「ハー!これだからヴァーナは!」


「……喧嘩なら買うぞ?あぁ?」


「ヴァーナお姉さん達!いい加減にしてよ!」


「「す、すまねぇ/ごめんなしゃい…;;」」


………まさに鶴の一声ならぬ、イリーナちゃんの一声。


「……ねぇ、あっちに通路があるみたいだよ皆。」


「ホントだ…レッドお姉さん、行ってみよう。」(ギュッ


私はイリーナちゃんと手を繋ぎながら、通路の方へ進んだ。


「そ、それはあたしの役目でぇぇぇえ…!!!」


「ヴァーナ、此処にきてから株急降下だよねぇ…プー、クスクス!」


「……………。」(圧倒的殺意)









「……うわぁ…レッドお姉さん、これ渡れるかな。」


不安げにキュッと手を握ってきたイリーナちゃんを、私はそのまま抱き上げた。


「……!?レ、レッドお姉さん…!!?」


「服、イリーナちゃんの汚れちゃったら大変だからね。」


「で、でもそしたら…レッドお姉さんが…!」


「いいのいいの、イリーナちゃんが汚れちゃう方が私は嫌だから…ね?」


「……う、うぅ…////;;」


ジャブジャブと水音を立てながら私は歩いていった…やっぱり、多少は冷たいなぁ。


「……………。」


「……私達、空気な上にドンマイだねヴァーナ。」(ポンッ


「その肩ポン止めろ。」


「拗ねんなよ〜!何なら私が姫抱きしてあげようか?ん?ん???」(ニヤニヤ


「だったら私がする方がまだマシだ。」(グッ


「グエッ!?ちょ、これ俵担ぎ…てかマシってどういう意味だよ!!!」


「うるせぇから黙っとけ、耳元で騒ぐなよ…;;」


……相変わらずの二人の会話を聞きながら、丁度半分くらいまで進んだ時だった。

向こう側で、誰かが通っていくのが目に入った私はヒュッと息を呑んだ。









………今、目が…あった?









「人じゃん!おーい!助けt「静かにしろ!」…ムグッ!?」


大声を上げたラブちゃんの口をヴァーナちゃんが塞ぎ、シーンとした静寂が辺りを包んだ。









あれは一体…何だったんだろうか。

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くらげ丸(プロフ) - メガさんさん» ……!?そ、それは凄いですね!!! (2018年10月5日 22時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
メガさん - なんだろうまだ物語読んでないのにテンションMAX (2018年10月5日 18時) (レス) id: a26398fa33 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» サミィィィィィィイイイイ!!!! (2018年10月5日 8時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» ラブ「変態だって!?野郎ども急所を蹴りあげろ!!」 (2018年10月5日 8時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 変態サミーは思ったであろう「うわにこの美人さんいけにえにするより嫁にしたほうがいいんじゃないか?」…と (2018年10月4日 18時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年9月18日 14時

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