先へ進め ページ17
「……ぅ……頭がっ…。」
ガンガンとする頭を押さえながら、私はフラリと起き上がった。
此処は…私達が倒れた場所。
床にある魔法陣を少し不気味に思いながらも、私はまだ目を覚ましていない三人に近寄り揺すった。
「ラブちゃん、ヴァーナちゃん、イリーナちゃん…大丈夫…？」(ユサユサ
「……う、ううーん…南無阿弥陀仏…；；」
「……あ？……あたしは、確か…頭イッテェ…；；」
「う、うぅ…此処は…；；」
三人とも頭を押さえながら、ヨロヨロと起き上がった…ラブちゃん。
南無阿弥陀仏はたぶん、言っても意味がない気がするよ。
「……あー…つまり、要約するとまたあたし達は同じ夢みたいなのを見た訳だ。しかも今度はボリスの。」
「あの野郎…！私はまだ言いたりなかったのに！」
「あたしだって聞きたいことは沢山あったってぇの。」
「怖かったなぁ…夢とは言え、あ、あんな姿見たあとだったから。」
「イリーナ、大丈夫だ。」(ナデナデ
「ここぞとばかりに好感度アップ。」
「ち、ちげぇよ！！！」
……三人の会話で、ボリスが言ってたのが誰と当てはまるのか何となく分かってしまった。
「んじゃ、取り敢えずサッサと進むしかねぇな、また。」
そう言って、ヴァーナちゃんが斧を手に取り扉に張り付けてある板を割っていく。
「こ、これ…結構疲れるな！」
「はいはーい！じゃあ次私の番ねぇ！ヴァーナは引っ込んでろい！」
「……その言い方が腹立つのはきっと、あたしだけじゃねぇ。」
眉間に皺を寄せながらヴァーナちゃんが退くと、ラブちゃんは釘バットを思いっきり振りかぶり…。
バコーン！！！
ドアを吹き飛ばした…吹き飛ばした！！？
「お、おぉ…まあ…ホームランかな！？」
「無理が有りすぎんだろ…お前これは…流石に。」
「す、す、凄い…ね！ラブお姉さん！」
「イリーナちゃんの優しさが辛い…！」
ヨヨヨと泣き真似をするラブちゃん…だ、大丈夫だよ！
強い女の子も私は好きだからね！
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くらげ丸(プロフ) - メガさんさん» ……！？そ、それは凄いですね！！！ (2018年10月5日 22時) (
レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
メガさん - なんだろうまだ物語読んでないのにテンションMAX (2018年10月5日 18時) (レス) id: a26398fa33 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» ｻﾐｨｨｨｨｨｨｲｲｲｲ!!!! (2018年10月5日 8時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - mk猫さん» ラブ「変態だって！？野郎ども急所を蹴りあげろ！！」 (2018年10月5日 8時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 変態サミーは思ったであろう「うわにこの美人さんいけにえにするより嫁にしたほうがいいんじゃないか？」…と (2018年10月4日 18時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
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