何処もかしこも熱い熱い ページ49
「……A…。」
吐息混じりに熱っぽく囁くような声で名前を呼びながら、ハニーが顔を離した。
私は何が何だか分からず、ただ立ち尽くすだけ…顔が熱くて仕方ない。
まるで火がついてるみたいだ。
「A、もう一回…しても良い。」
「な、なに…を…////;;」
「キス、したい。……もしかしたら一回じゃ足りないかも。」
ねぇ、良い?そう言いながら切羽詰まった様子で肩に手を掛けたハニーに、私は何故か小さく首を立てに振ってしまった…あれ?何でだ?
「A、好きだよ。大好きだよ。」
「……ん…/////;;」
何度も何度も、角度を変えて触れるだけのキスを唇に落としてくるハニーに、私の中で何かがゾワゾワとした。
「……ごめっ…も、我慢できないっ…!」
「……あだっ…!?……んんっ…//////;;!!?」
グイッと両手首を片手に持たれ、そのまま近くにあった木に背を縫い付けられるようにして押さえつけられた。
いきなりだったもんだから、思わず声を上げると、そのタイミングでハニーが口を塞いできた。
さっきの触れるだけのキスより、もっと深くてフワフワするような感覚に襲われながら、上手く出来ない呼吸に背中を叩いて訴えた…が、最後には苦し過ぎて抵抗する力もなくしハニーの服をギュッと握り締めていた。
「………ッハ……はぁっ……A、可愛い/////」(チュッ
」
「………バ、カッ……////!」
やっと解放された口で、めい一杯酸素を取り込みながらそう言うとハニーはまたキスを落とす。
このキス魔め!!!
「A、もっと先の事もしたい…////」
「良いわけあるか!!?」
「何でよ、さっきはキスさせてくれたでしょ…。」(ムッ
「……うっ…そ、そりゃそうだけど…/////;;てかそもそも、ちゃんと返事した覚えないし/////;;;」
「じゃあ、聞かせてよ。Aの返事。」
そう言ったハニーの顔が余りにも真剣過ぎて、思わず私は目を逸らしてしまった。
「目、逸らさないで…ちゃんと俺の事見て言って。Aはさ、俺のこと好き?」
頬に手を当てられ、強制的に合わさった視線に私は可笑しくなるんじゃないかって位ドキドキとした。
ハニーに触れられる所、全部が熱い。
「……正直……わから…ない////;;」
本当に素直な気持ちを伝えると、ハニーは静かにこう言った。
「じゃあさ、お試しで付き合ってみない?俺とAでさ。」
その言葉に、何故だかまたカッと顔が熱くなった。
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くらげ丸(プロフ) - サン(さっさん)さん» ハニ「お祝いすれば…イイと思うよ…。」 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
サン(さっさん) - ムン「えっとぉ…?(^^;)(;^^)これはお祝いすべきことかな?ぶち壊しにしたほうがいいのか…?」←←← (2018年10月16日 20時) (レス) id: 2069e0c86c (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» ラブ「頭いい人の言葉は分からない病気なんだ、私。」← (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 三日月リンさん» ハニ「なんで!!?」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ラブ「私はサンズさんエンドが良い!…筈!」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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