話についていけましぇん! ページ44
「あのさA…俺と一緒に、明日のお祭りで花火見てくれない?」
私の手を取って、視線を合わせるようにしゃがんでそう言ったハニー…何故か何時もとは比べ物にならない位の真剣さに、私は無意識にゴクリと息を呑んだ。
「な、なんで…私…?ハニー好きな人いんだよね?その人と行けば良いじゃん…。」
「…………。」
そう言うと、ハニーは少し眉を下げてガクリと肩を下ろした。
な、何だよ!?何か文句あんのか!!?
「…わー…こんだけ分かりやすいアピールしてるのにねぇ…御愁傷様?」
「マネーに言われても何も嬉しくないんだけど…はぁ…。……A、取り敢えず一日じゃなくても良いから。花火が打ち上げられる間だけ俺と一緒にいて欲しいんだ…。」
「……べ、別に…良いっちゃ良いけど…。」
「約束だよ、A…絶対にだからね?」
「……お、おぉ…。」
余りの必死さに、若干引きながら私は指切りをした…骨だから微妙に痛かったよ!
クソ!!!
「俺からはそれだけ、じゃあまた明日…楽しみにしてるから。」
そう言ってマネーを去り際に睨み付けながら(何故に?)ハニーはベリー達の方へ戻って行った。
なんだろね、展開が早すぎてAちゃん置いてきぼりなんだが?
「…あーあ…ホント、バカみたいに焦っちゃってさぁ…。」(ボソッ
「んあ?なんか言った、マネー?」
「いんやー、何でもないよぉ?でも残念だったなぁ、Aちゃんと一日中お祭り楽しめなくて。」
おまっ…それあれだろ、金蔓係が居なくなってって事だろ?
言っとくけど私はお前なんかの財布じゃ…な、ないんだからね!?
……………おぇっ…!!
ちょ、自分でやってて吐き気が…!!!
(そうだ、Aちゃん浴衣見に行こう?)
(えー?浴衣ー?私、それ着れるほど大人っぽくないぜ?)
(そんな事無いって!さ、選びに行こうAちゃん♡)
(ママー!私、甚平がいいー!)
(うんうん、人生諦めも肝心だからねぇ。)
(チクショー!)
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くらげ丸(プロフ) - サン(さっさん)さん» ハニ「お祝いすれば…イイと思うよ…。」 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
サン(さっさん) - ムン「えっとぉ…?(^^;)(;^^)これはお祝いすべきことかな?ぶち壊しにしたほうがいいのか…?」←←← (2018年10月16日 20時) (レス) id: 2069e0c86c (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» ラブ「頭いい人の言葉は分からない病気なんだ、私。」← (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 三日月リンさん» ハニ「なんで!!?」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ラブ「私はサンズさんエンドが良い!…筈!」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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