ありがと…って、らしくないかな? ページ32
マスタードが突然乱入してきて、サンズさんを殴って、いきなり部屋から連れ出されて…色んな事がいっぺんに起こりすぎて頭が可笑しくなりそうになった。
……けど、マスタード…ありがとう。
それだけはちゃんと分かる、マスタードはきっと私を助けてくれた。
実際、私は凄く助かってる。
あのまま居たら、もっとサンズさんに…迷惑かけちゃってた。
「……マスタード…あのね…。」
「A、お前は何も悪くねぇ。」
実は…なんて、言おうとしたらマスタードに言葉を被せられた。
「良いか、あんなの全部サンズがわりぃ。アイツは自己中な理由で、お前を泣かせたんだ。好意を迷惑なんて言う奴が可笑しい、そうだろ?」
「……でも…。」
「悪くねぇ、お前は悪くねぇからな。」
そう言って、ギュッと強く手を握り締めたマスタードに私は心が少し軽くなった。
「……ありがとう…マスタード。」
「バハハッ!おいおい、止めろよらしくねぇ!」
分かってるよ、バーカ。
緩んだ口許を隠すように、私はグッと被せられていたパーカーを下にさげた。
「よお、遊びに来たぜお前ら。」
バン!と扉を蹴ったマスタード…好きだよね、扉蹴るの。
「あ?何だよマスタード。俺ら今忙しいんだが。」
そう言いながらトランプ片手に眉を寄せるナイトメア…ちょま、お前のトランプドロドロなんだけど!?
きったな!!
「あ、マスタードじゃないか!どうしたの、僕に会いに来てくれたの?ウフフ♡」
「ウゲッ…なんでコイツも居やがんだよ;;」
「その反応酷くない?……ん?あれ?A…?」
マスタードの後ろに無言でいた私を驚いたような目で見てきたラス姉…ごめん、一言いうね?
おっせぇ!!
気づくのおっせぇ!!!
「もー!なにマスタードのパーカーなんて被ってるの!マスタード臭くなるで…しょ…。」
バサッ!とパーカーを剥ぎ取られた私は、当然泣いた後だから物凄いブサイクな顔をしている訳で…案の定ラス姉がこれでもかって位、目を見開いて見てきた。
「…どうしたの、A…こんなに泣き腫らして!!!」
その言葉に、部屋にいた全員がグルン!とこっち向いてきた…こわっ!
「…おいおい、hehheh…誰がオイラのsisterを泣かせたんだ?」
「Aさんを泣かせた…だと…?ソイツは何処だ、血祭りにあげてやる!」
「俺の妹が泣かされた?EXP確定だな。」
フレ兄、クロス君、落ち着け?
後マーダー…お前が全ての元凶みたいなもんだからな(たぶん)
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くらげ丸(プロフ) - サン(さっさん)さん» ハニ「お祝いすれば…イイと思うよ…。」 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
サン(さっさん) - ムン「えっとぉ…?(^^;)(;^^)これはお祝いすべきことかな?ぶち壊しにしたほうがいいのか…?」←←← (2018年10月16日 20時) (レス) id: 2069e0c86c (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» ラブ「頭いい人の言葉は分からない病気なんだ、私。」← (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 三日月リンさん» ハニ「なんで!!?」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ラブ「私はサンズさんエンドが良い!…筈!」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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