我が人生には悔いしかない ページ17
サンズさんに少し散歩してから帰ると伝え、私は浜辺を裸足になりながら歩いていた。
寄せてはかえる波が、チャプチャプと私の足に掛かってきて何だか気持ちいい。
「……うぅ…これで成功したらどうしよう…。」
なんて、なに考えてんだ今更！！
おいA！！お前が協力するなんて言ったんだろう！！！
それに嬉しいじゃんか、素直にさ！！
誰かの恋が実るなんて…こう…素敵だろ！！？
「……素敵…だけど、でも…辛いんだもん。」
バシャッ！
寄せてき波を足で蹴飛ばした。
「辛いって思うのは恋なのか…？」
辛い…って、思うなら恋じゃないのかな？
私がやっぱりしつこ過ぎるの？
もしかして、他の人なら諦めちゃって他の恋を探す？
「なーんて、思ったって実際出来ないんだよバーカ！！」
夕日が沈みこむ水平線に、思いっきり叫ぶとスッと何だか胸が軽くなった。
「やっぱり、私、サンズさんが大好き。サンズさんじゃなきゃ嫌だもん。」
ポロポロ…
まーた泣いてるよ、私。
泣けば良いとでも思ってるのかな、このおバカさんめ。
「……ｸﾞｽｯ…で、も…止まんないよぉっ…ﾋｯｸ…。」
好き、好き、大好き。
あなた以外何にも無くたって良いくらい。
私の胸を掴んで離さないのに、なんであなたも私なんかと同じになっちゃったの？
神様はこのうえなく意地悪で悪趣味だ、馬鹿野郎。
「……うぅっ…ｸﾞｽｯ……うぇっ…/////」
どれだけ強く擦っても涙は止めらなくて、私は上擦った声を出しながら顔をグシャグシャにした。
あー、らしくない…らしくないよ。
「……ふぇっ…////？」
フワッ
何処か甘い香りが鼻を掠めて、私の涙は一瞬引っ込んだ。
あれ、私のお腹にあるこの腕…見たことあるんだけど。
「ワ、イ……ン…////」
「……………。」(ギュッ
途切れ途切れに名前を呼ぶと、さっきよりも強くギュッと抱き締められた。
痛い…なんて、冗談を言ってやろうと思ったのに…優しく柔らかく私を包み込んでくる腕とワインの香りに、私は胸が何故かドキドキとうるさくなった。
なに、これ…え？なにこれ？
ワイン…だよね、本当に？
じゃあ何で私…こんなジジイに…ドキドキなんてしてんの？
ああ、そっか。気が動転してるんだね。
じゃなきゃ有り得ない、有り得ないよ絶対？
だから柔く抱き締めてくる手に自分の手を重ねてしまったのも、そのせいだ。
この幼稚な関係はお終いにしよう ワインside→←finalstage☆告白タイム！
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くらげ丸(プロフ) - サン（さっさん）さん» ハニ「お祝いすれば…イイと思うよ…。」 (2018年10月16日 22時) (
レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
サン（さっさん） - ムン｢えっとぉ…?(^^;)(;^^)これはお祝いすべきことかな?ぶち壊しにしたほうがいいのか…?｣←←← (2018年10月16日 20時) (レス) id: 2069e0c86c (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» ラブ「頭いい人の言葉は分からない病気なんだ、私。」← (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 三日月リンさん» ハニ「なんで！！？」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ラブ「私はサンズさんエンドが良い！…筈！」 (2018年10月16日 18時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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