ベイビーブルー

摩訶不思議スパゲティ ページ8

「「完成したぞ！」」


「……おー…。」


「…ヘヘッ…今日も美味そうだな…。」


と、言っているが実際目が真っ黒になっているサンズ…まあ姉弟のスパゲティは刺激的だからな。


「パピルス、粉チーズかけても良いか？」


「良いぞ！じゃあ姉ちゃんには俺様がかけてあげるね！」






ドサッ！






「パピルス…なかなか豪快だな。」


「ニェッヘッヘッ！いっぱいかかってた方が美味しいからな！さ、姉ちゃん遠慮なく食べてくれ！」


粉チーズの山が出来た皿をオイラは受け取った…ヴッ…重いっ；；


「……A…。」


「何にも言うな、サンズ…この重みは姉弟の愛の重みなのさ…。」


一口食べてた後、粉チーズの山の上から豪快にオイラはケチャップをかけた。

最初はちゃんとそのままで食べてやらないとだろ？…って、かき氷のイチゴ味みたいだな見た目が。


「……ん…姉弟、今日も変わらず美味しいぜ。」(モッチャモッチャ


「そうだろう！それに今日はパピルスと作ったからもっと美味しい筈だぞ、なあパピルス！」


「ニェッヘッヘッ！そうなのだ！さ、兄ちゃんのには俺様がかけてやるからな…！」


「あ、待てパピルス…オイラは粉チーズいらなっ…！」







ドサッ！






「よし、良いぞ兄ちゃん！」


「あ、ああ…アリガトナ。」


………大丈夫かサンズ、お前さん…マナーモードみたいになってるぞ。

椅子までカタカタ振動してるんだが。

……いや、そんな事よりオイラは水分が欲しい…口の中が粉チーズでパッサパサだ。


「………パピルス、お茶…取ってくれないか？」


「いいよ！」


はい！っと言ってオイラにコップを渡してくれたパピルス…待ってくれ、これサイダーじゃないか？


「パピルス…これ、お茶じゃないぞ。」


「あ、姉ちゃんごめん間違えちゃった！これ俺様のだった！」


「俺様のって…パピルス、そんなもん飲んでて…そのうち溶けちまっても知らないぞ？ 」


「大丈夫だぞ！俺様強いからな！」


フフン！と言いながらお茶を渡してくれたパピルス…いや、炭酸で骨は溶けちまうんだぜ？


「まあ、姉弟がそれで良いなら良いか…。」









そんな事よりサンズ、お前さん顔が真っ青だが…大丈夫か？

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