なかなか面白い ページ7
「姉ちゃん!急に居なくなるからビックリしたんだよ!」
プンプンと怒るパピルスを宥めながら、オイラはソファーに座った。
「悪かったな、姉弟。お前さんが楽しそうに話してるもんだから…ついつい喋りかけ難くてな?」
「もう!いっつもそういう事言ってる癖に!」
「悪かった悪かった。」
パピルスの頭を何回か撫でてやると、ムッとした表情になりながらも頬を照れ臭そうに染めていた。
「次は気をつけてよね、姉ちゃん…。」
「ああ、分かってるさ。」
「ニェ〜〜…パプとAは仲良しさんだな。」
「何だ兄弟、お前もナデナデしてもらいたいのか?」
「何か嫌だぞ。」
「……ヴッ…!」(グサッ
ショックでソファーに顔から倒れこんだサンズ…分かるぜ、キツいよな。
「まあ、そう落ち込むなよ…何ならオイラがお前さんにしてやろうか?」(ニヤニヤ
スッと頭の方に手を伸ばした瞬間、サンズの姿がソファーから消えた。
「……ヘヘッ…出来るもんならな。」
「お前さん…無駄遣いだろ、それは。」
そんな事でショートカットを使うのか…。
「そうだ…まだお昼を作ってなかったのだ!」
いきなりパピルスが大きな声をあげ、そう言った。
「もしかして、スパゲティを作るのか…?」
「そうだぞパプ!俺様の得意料理だからな!」
「それなら俺様も得意だ!パピルス、一緒に俺様と作らないか?」
「ニェッヘッヘッ!ナイスアイデアなのだ!ならば早速準備するのだパプ!こっちだぞ!」
「誰かと料理なんて…久しぶりだぞ!俺様楽しみだ!」
キャッキャと嬉しそうにキッチンの方へと行った二人を見ながら、オイラは深くソファーに沈みこんだ。
「……パプの奴…あんなにはしゃいじまって…。」
「それはオイラの弟もだけどな…。」
「……またショートカット使ったな、お前さん。」
「さあ、どうだろうな?」
態とらしく肩をすくませたサンズを他所に、オイラはポッケからケチャップを取り出し啜った。
「お前さんもケチャップ好きなのか?」
「そうだな、大好物だ。」
「そんな所までオイラと一緒とはな…。」
そう言うとサンズもケチャップを取り出し啜り始めた。
キッチンの方から聞こえる騒がしい音を耳にしながら、これはこれで有りかもな…なんて、オイラは思った。
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mk猫(プロフ) - レミィ「お前もソウルレスか、、、」 (2018年10月14日 18時) (レス) id: a5d9075f7e (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 自衛隊員さん» 果たしてどうなのか← (2018年10月14日 14時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
自衛隊員(プロフ) - ハニー→ケチャップ→グリルピーって感じですかね。ディ「かもな。」 (2018年10月13日 22時) (レス) id: d960d22aa5 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ケチャップ「ヘヘッ…いやいや、まさかなぁ?」 (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» ハニーはいっつもこうなんだよなぁ(←お前次第だよ。) (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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