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消える子供 ページ48

「…………ハニー…もう、大丈夫だ…離れてくれ。」


「……ホントに…?」


「ああ、すまないな…少し…頭に血がのぼっちまっただけさ…。」


ヘヘッ…そう小さく力無く笑みを漏らしたオイラに、不服そうな顔をしながらもハニーは離れた。


「ベリー、お前さんは大丈夫か。」


「……うっ…だ、大丈夫だぞ!…で、も…キャラが…。」


悔しげに唇を噛み締めるベリーの頭を、オイラは優しくポンポンと叩いた。


「大丈夫だ、どうせまた会うことになる…なんせ相手はオイラも欲しがってるらしいからな。」


「それの何処か大丈「インク!インクは何処!」……夫…なん…だ……。」


ハニーの台詞を断つようにして、何かがオイラ達の目の前に現れた…ああ…本当に勘弁してくれ。

これ以上ややこしくなるのはゴメンだ。


「ムェ!ドリーム!?一体どうしたのだ!!?」


「あ!ベリー!じ、実は…今AU世界が大変な事になってるんだ!」


そう切羽詰まったように言うサンズ似?いや、ベリー似なのか?…まあ、そのスケルトンをヒョイッと抱き上げオイラは目線を合わせた。


「大変な事になってるのは何となく理解してるさ…オイラ達も丁度現状ってヤツを知りたくてな。」


「え…っと…君は…?」


「ああ、オイラか?オイラはサンズ…だがAって呼んでくれると助かるな。…まあ、お前さん達で言う所のAUの一人さ。これでもスケルトンで歴としたモンスターなのさ。」


「……そ、そうなんだ…。」


呆然としながら呟いたソイツに、オイラは小さくまた笑みを漏らした。









「……僕が知ってるのは、これ位かな。」


ドリームに話された現状に、オイラはただ眉を寄せた。


「色んなAUの人間だけが連れ去られてる…ねぇ。」


プカーっと煙を吐き出しながら、ハニーがそう言った。


「そうなんだ、それも全部インクがやってるみたいで…目的は良く分からないけど"君が必要なんだ"って言って連れ去ってしまうらしくて…。」


目的が分からない…か。


「僕が行き来の出来る世界を見て回ってるんだけど…もう、ほぼ全滅みたいなんだ。このままじゃ…世界が滅茶苦茶になっちゃうよ。」


顔を俯かせたドリームに、オイラは静かに聞いた。


「なあ、ドリーム…オリジナルの所にオイラを連れてってくれ。そこでオイラの弟が待ってるんだ。」


「……わかった、任せて。」


「ちょっと待って、それさ…俺らもついてって良い?」


そう聞いてきたハニー達に、オイラは大きく頷いた。

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mk猫(プロフ) - レミィ「お前もソウルレスか、、、」 (2018年10月14日 18時) (レス) id: a5d9075f7e (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 自衛隊員さん» 果たしてどうなのか← (2018年10月14日 14時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
自衛隊員(プロフ) - ハニー→ケチャップ→グリルピーって感じですかね。ディ「かもな。」 (2018年10月13日 22時) (レス) id: d960d22aa5 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ケチャップ「ヘヘッ…いやいや、まさかなぁ?」 (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» ハニーはいっつもこうなんだよなぁ(←お前次第だよ。) (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年8月28日 11時

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