こりゃたまげた ページ34
「…………!!!」
ガバッ!
……どうやら、オイラは気を失ってたらしい。
「………?フカフカすると思ったら、ベッドの中…か?」
ヘヘッ、まったく…それで此処は何処なんだ?
マジマジと寝かされている部屋のなかを見ると、何だか懐かしい感じがして……あ。
「パプの部屋に似てるな…。」
そう、何処となくパプの部屋に似ている…それからパピルスの部屋にもだ。
何となくだが、オイラは分かってしまった気がする…つまり、此処も。
「ムェッ!?目を覚ましたんだな!人間!」
バーン!と勢い良く開けられた扉から、青いスカーフが特徴的なスケルトンが現れた。
……ヘヘッ…サンズ、じゃないんだよな?
「あー…サンズ?どうしたんだ、随分とイメチェンしたな?」
「ミェ?イメチェン?俺様は何時通りだぞ?」
ミェッヘッヘッ!と笑った顔が、弟に似ていて何だか和んじまった。
……まあ、これでサンズって可能性は無くなったな。
「ベリー、やっぱり俺が言ってたのあってたんじゃない?格好がサンズそっくりだから、もしかしたらとは思ったけどさ。」
すると、また扉の方からヌッと長身のスケルトンが現れた……って、パピルス?
………いや、パピルス…ではないな。
これは間違いないさ、流石に。パピルスは煙草を吸ったりなんてしないし、こっちはどっちかって言うとオイラ達に雰囲気が似てる気がするしな。
「別世界の俺様達なのか!?でも、人間だぞ!!?」
ジトーーっと上から下まで見てきたベリー?に、オイラは大袈裟に肩をすくませながら小さくヘヘッと笑った。
「その通りだぜ?オイラは別世界のお前さん達さ、訳あって姉弟とは離れちまってるが…因みにこれでもモンスターさ。オプションで生身がついてるだけでな?」
「それってスケルトンじゃないでしょって思うのは、俺だけなの?」
スパーッと煙草を吸うソイツを横目に、オイラは二人の履歴を確認した。
成る程、まるで逆転してるような履歴だな。
どうやらこの世界は、立場が逆転してる世界…らしいな。
まあ、憶測にすぎないがな…ヘヘッ…。
23人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Undertale」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mk猫(プロフ) - レミィ「お前もソウルレスか、、、」 (2018年10月14日 18時) (レス) id: a5d9075f7e (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 自衛隊員さん» 果たしてどうなのか← (2018年10月14日 14時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
自衛隊員(プロフ) - ハニー→ケチャップ→グリルピーって感じですかね。ディ「かもな。」 (2018年10月13日 22時) (レス) id: d960d22aa5 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ケチャップ「ヘヘッ…いやいや、まさかなぁ?」 (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» ハニーはいっつもこうなんだよなぁ(←お前次第だよ。) (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ