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裏切られた僕ら ティアside ページ31

「それで、その後はどうなったのさ。」

「博士の部屋に忍びこんだアズリエルは、其処でガラスケースに入った僕の死体とソウルを見つけたんだ…。」








アズリエルは心底驚いただろう。

恐怖を覚えながらも、アズリエルは僕のソウルが入ったガラスケースを手に取った。

その時、ガラスケースの側にあったある紙束に目がいったんだ。

アズリエルはそれを見てしまった、そして…全部知ってしまった。

博士が本当は何をしようとしていたのか。

アズリエルは急いで僕のソウルを持ち去ろとしたんだ、でも…。

「これはこれは、王子様…こんな所で一体、一体何を?」

見つかってしまった。

博士はアズリエルを冷たく見下ろした、つまらなそうに。

まるでやっぱりな…そう言いたげな目で。

慌てたアズリエルは逃げ切れないと悟って、ガラスケースを割って僕のソウルを取り込もうとした。

それが一番の選択ミスだった。

博士は何の躊躇もなく、アズリエルに手をかけた。

けして、簡単に殺さず嬲ったんだ…ギリギリ生きられる程度に止めた。







「へー、エコー?だっけ。いい趣味してるんじゃない?でも何で殺さなかったのさ…やっぱりそういう趣味?」

「たぶん、アズリエルが僕のソウルを取り込みかけていたから。博士は僕のソウルが欲しかった、でも僕のソウルを取り込みかけているアズリエルを殺してしまったら…僕のソウルも壊れてしまう可能性があった。……けど、秘密を知ったアズリエルを生かして置く訳にもいかなかった…だから博士は。」








完璧なシナリオを作った。

話すことさえ儘ならない程アズリエルを痛め付け、自分自身にも傷を作った。

博士は慌てて宮殿に駆け込んでパパにこう言ったんだ。

「王よ…王よお許し下さい…!これは全部私の責任です!」

その腕の中には冷たくなった私と、今にも死んでしまいそうなアズリエルの姿。

パパは只ならない事態に、博士に何が起きたのか話すように言った。

博士は…こう言った。







「実は、私は王子に言われティアのソウルを保管しておりました。王子は生前、ティアが死ぬ前に地上の花畑をもう一度見たいと…そう言って言たのを叶えようとしたのです。その為にティアのソウルが必要でして…自分のソウルとティアのソウルを融合させ、王子は強大な力を得て結界を飛び出して行ってしまったのです…そして…このような事に…!ああ!私があの時この計画を拒んでいたならば!」







崩れ落ちながら博士は悔しそうにそう言った…まるで、そんな事が本当に起きたかのように嘘を吐いたんだ。

協力?違うね、利用だよ キラside→←隠されていた真実 ティアside



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mk猫(プロフ) - レミィ「お前もソウルレスか、、、」 (2018年10月14日 18時) (レス) id: a5d9075f7e (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 自衛隊員さん» 果たしてどうなのか← (2018年10月14日 14時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
自衛隊員(プロフ) - ハニー→ケチャップ→グリルピーって感じですかね。ディ「かもな。」 (2018年10月13日 22時) (レス) id: d960d22aa5 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 鉄切り歌さん» ケチャップ「ヘヘッ…いやいや、まさかなぁ?」 (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» ハニーはいっつもこうなんだよなぁ(←お前次第だよ。) (2018年10月13日 19時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年8月28日 11時

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