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ホラー君達と夏祭り ページ45

「フフ…皆、最後は寝ちゃってたわね。」


「そうだな!まあ、沢山遊んだからだなきっと!」


そう言ってニパッと笑ったシュガーに、私もつられたように笑い返した。

あれから花火も見終わり、お祭りを満喫した私達は皆をそれぞれお家に送り届けた帰りだ。

皆、眠そうに目を擦りながらヨロヨロと歩いていたんだけど…最後には私とシュガーとシックルに抱えられながらグッスリだったわ。


「ニェヘヘ…ホラーもぐっすりだ。」


ツンツンと控えめにホラー君の頬を突っつくシュガーは、普段よりももっと柔らかな笑みを浮かべて口許を緩ましていた。

やっぱり、弟は可愛いものよね。


「何だかこうしてホラー君を抱っこしながら二人で歩いてると、夫婦みたいね。」


「ニェッ!Aとか!?」


「ウフフ…冗談よ、冗談。私にはシュガーは勿体無いもの。」


「そんな事ないぞ!寧ろ俺様にAは勿体無いのだ!Aはとっても優しくて美人さんだからな!」


「お世辞でも嬉しいわ、ありがとうシュガー。」


「……ニェー…お世辞じゃないのだ!」


そんな他愛ない話をしていると、シュガー達の家の前についた。


「もう着いたわね、はいホラー君。」


起こさないようにソッとシュガーへとホラー君を渡して、一度ホラー君の頭を撫でてから私は小さな声でお別れを言った。


「シュガー、今日はありがとね。また会えたら会いましょ。」


「ニェッヘッヘ!ああ、気を付けてなA!」


ヒラヒラと手を振りながら、私は背を向けて帰路へとついた。

お祭りをこんなに満喫したのなんて、今まで生きてきて初めてかも知れないわ…。


「これも、この仕事が出来たからこそよね。」


そう思うと、何だか早く幼稚園でまた皆と会いたくなってしまって…思わずクスリと笑みをもらす。

まるでホームシックみたいね…そんな仕事人間じゃないつもりなんだけど。

ヒンヤリとした夜風に頬を撫でられながら、私はゆっくりと歩を進めていった。

帰宅→←ホラー君達と夏祭り



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stupid - 気長に更新を待と~ (2023年2月27日 22時) (レス) id: f2aba1d05a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのアンテファン - 初めまして。マーダーの弟の呼び方をパピルスかファントムどちらかに統一しませんか? 多分パピルスなんだと思いますが、ファントムと呼んでいることもあったので...細かくてすいません。 (2021年1月4日 2時) (レス) id: 221642b7d6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» アズゴア「……ヒッ…。」 (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» アズゴア「えぇ!?そ、そんな事してないよ!!?」 (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ヴァインズさん» アズゴア「……?」(ブルリ (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年10月2日 11時

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