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マネー達と海水浴 ページ28

「……わぁ……綺麗ね、マネー。」


時は過ぎ、もう夕暮れ。

海に沈んでゆく太陽を見ながら、私は感嘆の声を上げた。

キラキラと波打ち光を放つ海は、オレンジ色のグラデーションに染まっている。


「ホント、綺麗だねぇ…。」


マネーもジッと海の方を見据えながら、ポツリとそう呟いた。


「……そういえば、フックにまたお礼言わなくちゃね。バーベキュー用に色々海産物送ってくれるって言ってたから。」


「フックはAちゃんに甘いよねぇ…僕にも少し位優しくして欲しいよ。」


態とらしく肩をすくませたマネーに、私はクスクスと笑みを漏らした。


「Aちゃん、僕さぁ、一つやりたい事があるんだけど…しても良い?」


「………?別に構わないけど…もう帰るから、あんまり時間が掛かるのはダメよ。」


「大丈夫、直ぐに終わるからさぁ…だから少し目を瞑ってくれない?」


そう言って、首をコテンとさせたマネーに疑問を抱いたまま私はスッと目を閉じた。


「……マネー…変なことはしないで頂戴よ。」









チュッ









「……………!!?!!?!」


急に感じた唇の冷たい感触に、私は目をカッと見開いた。

目の前には夕日で照らされうっすらとオレンジ色に変わったマネーの顔があった…その頬は、気恥ずかしげに淡いピンク色になっていた。


「夕日も綺麗だけどさ、僕はAちゃんが一番綺麗だよ。」


「………っは……//////;;!!?」


ブワッ!と顔に熱が集まり、思考が停止する。


「………なーんてね、ほら。早く行こ。親父達待ってるから。」


グイッと固まったままだった私の手を引いて早足に歩き出したマネー…良く見たら、頬はピンクから真っ赤な色に変わっていた。

夕日のせい?

それにしても、ああ…。


「………バカ…/////;;」(ボソッ


こんな良くある夏のヒトコマなんて…私にはどうにも堪えられない。









恥ずかし過ぎて死にそうだわ…そう思いながら、ドキドキとする胸をギュッと押さえつけた。

夢心地→←マネー達と海水浴



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stupid - 気長に更新を待と~ (2023年2月27日 22時) (レス) id: f2aba1d05a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのアンテファン - 初めまして。マーダーの弟の呼び方をパピルスかファントムどちらかに統一しませんか? 多分パピルスなんだと思いますが、ファントムと呼んでいることもあったので...細かくてすいません。 (2021年1月4日 2時) (レス) id: 221642b7d6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» アズゴア「……ヒッ…。」 (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» アズゴア「えぇ!?そ、そんな事してないよ!!?」 (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ヴァインズさん» アズゴア「……?」(ブルリ (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ丸 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年10月2日 11時

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