エッジ達とショッピング ページ18
「ごめんなさい、ワインさん…お昼まで奢ってもらってしまって…;;」
「……ワイン…何故言わなかった、Aなら兎も角、我輩は自分で出すぞ。」
「なに、気にするな。歳上の嗜みという物だ。それに私は、ありがとうとお礼を言われた方が嬉しいのだが…。」
そう言って意地悪げに目を細めて笑んだワインさんに、私とエッジは顔を見合わせてクスリと笑った。
「お昼、とっても美味しかったです!ありがとうございました!」
「次は我輩が奢るとして…今日は礼を言おう。」
「ハハハ!二人とも、素直で良い子だな!」
大きな声でそう笑ったワインさん…笑窪が素敵で眩しいです。
「……わぁ……男の人の服屋って、やっぱり違いますね…。」
「中々新鮮なんじゃないか?普段来ないだろうからな。」
「はい、とっても…。」
ワインさんにそう言われ、私は周りをキョロキョロと見渡してしまう。
「そうだ、折角だからAにコーディネートして貰おうじゃないか。」
「……!?え、わ、私ですか!!?」
「ハハハ!何、そう難しく考えなくても良い…そうだな、もし私達とデートに行くことになったら着てもらいたい服なんて言うのはどうだ?」
「ワ、ワイン!何を考えている!」
「分かりやすい例えを出しただけの事だ…フフ。」
……すみません、ワインさん。凄く難しいです私には。
でも楽しそうだからやってみようかな…うーんと首を捻っていた私の頭の中に、あるアイデアが思い付いた。
そうだ、良いこと考えたぞ!
「分かりました、じゃあ少し待っててください。」
そう言って私は足早に奥の方へと行った…ウフフ、二人ともきっと驚くわね。
「……ほう…これは。」
「ふむ…驚いたな…。」
私が選んできた服を試着して貰った二人は、鏡を見ながら感嘆の声を上げた…な、何だか照れるわね。
「エッジは黒の革ジャンに赤い薄手のセーター、下は少しピッタリした黒の長ズボンにブーツも黒にしてみたの。エッジ凄く黒が似合うから。」
「ああ、とても気に入った。」
「ワインさんはワインレッド色のロングコートにクリーム色のセーターと白の長ズボン、靴は焦げ茶色にしてみました。」
「丁度ロングコートを欲しいと思っていたんだ。」
「ウフフ、それじゃあこのまま次のお店行きましょう?」
「……?待て、会計はまだ…。」
そう言ったエッジに、私は被せるようにこう言った。
「もう買ってあるよ、両方とも。勿論、好意はキチンと受け取ってくれるわよね?」
してやったりといった顔でそう言うと、二人は顔を見合わせて態とらしく溜息をついた。
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stupid - 気長に更新を待と~ (2023年2月27日 22時) (レス) id: f2aba1d05a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのアンテファン - 初めまして。マーダーの弟の呼び方をパピルスかファントムどちらかに統一しませんか? 多分パピルスなんだと思いますが、ファントムと呼んでいることもあったので...細かくてすいません。 (2021年1月4日 2時) (レス) id: 221642b7d6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - オスカーさん» アズゴア「……ヒッ…。」 (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - 闇鍋ソースさん» アズゴア「えぇ!?そ、そんな事してないよ!!?」 (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ヴァインズさん» アズゴア「……?」(ブルリ (2018年11月20日 10時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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