Under幼稚園【夏休み編】

エッジ達とショッピング ページ13

「おはよう、二人とも。」


朝、少し早めに待ち合わせの場所に来てみたら…案の定二人はもう其処に居た。


「ああ、おはようA。今日は随分可愛らしい格好をしているな…似合っている。」


「ありがとうございます、ワインさん。」


「……ほう……A、普段からそういう服装にしたらどうだ？とても女性らしくて良いぞ。」


「…アハハ…まあ、善処はするよエッジ。」


二人とも、優しげに目を細めながら私の服を褒めてくれる…流石紳士。

モテるだけはあるなぁ…あ、それは他の皆もだけど。


「それで、今日は何処にお買い物に行くの？」


「予定としては、そうだな…最初に雑貨と服を見て、最後にワイン等…まあ酒を見る予定だ。」


ワインさんの言葉に、内心やっぱり予想通りだったなぁ…と思いながら、私は少し笑みを漏らした。


「Aは何か見たいものはあるのか。」


「……んー…この前も買い物は行ったし、取り敢えず大丈夫かなエッジ。」


「そうか…なら、先ずは雑貨屋から行くかワイン。」


「そうだな、Aも小物を見たり出来れば楽しめそうだからな。」


「……二人とも…別に、私に気を使わなくても良いのよ？」


そう言うと、二人はフッと笑みを漏らしながらこう言った。


「女性を優先するのは当たり前の事だ…それがAならば尚更。」


ワインさん…あなた、そのフレーズで何人落としたんですか。


「我輩はAと一緒に楽しみたいのだ、このショッピングをな…ならばAの事を考えて動くのは必然だろう。」


そんな当たり前みたいな感じ言ってるけど、中々その台詞は言えないよエッジ。


「…フフ…ワインさんもエッジもありがとう。じゃう、雑貨屋さんに行きましょ？」









(そういえば、ハニーとの遊園地はどうだったんだ…？)

(とっても楽しかったわよ、また来年も何処か行きましょうって約束もしたし。)

(………そうか…。)

(……？どうかしたの、エッジ。)

(ハハハ…若いという事は羨ましい事だな。)

(どういう事ですか、ワインさん？)

(何、Aが気にする事はないさ。)

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