Undertale短編集２（AUあり）

きっと疫病神にとり憑かれてる リーパー&ジェノ（リクエスト） ページ6

※ナギさんリクエスト：人間主※





頼む、誰か助けてくれ。

この私の状況を知ったら皆も同情により白目を向く事になるだろう…何故なら、私の両腕に死神とゾンビが抱きついているからだ。

………お願い、タスケテ。


「A、お前さんからも言ってやってくれ。今日はオイラと一緒に不気味な森を散歩する約束してたろ？」


してねぇよ、何で態々不気味な森を散歩する約束してんだよ。

私はホラー系が一番嫌いなんだよ。


「何言ってるんだ、Aはオイラと一緒にホラー映画観賞する約束してるんだ。errorの所で。」


してねぇよ、それも。

しかも何でerrorの所で？え？凄い迷惑だよねerrorが。

つーか何でホラーなんだよ虐めか。


「お前さんみたいな血をダラダラ垂れ流してる顔面ドロドロ野郎と映画観賞なんてしたい訳ないだろう？」(フッ


まったくもってその通りだよ、だから諦めてジェノ。


「それならお前さんみたいな黒ローブ纏ってる死神何かと不気味な森なんて行ったら二度と帰ってこれなくなるだろ？そっちの方が嫌に決まってるな。」(フッ


その通りだからリーパー、お前も諦めろ。

ていうか両方諦めろ。


「「埒があかない！！A、お前さんはどっちとが良いんだ！！！」」


グッと同時に顔を近づけてきた二人…近い近い近い！！

何でそんな目が血走ってるの怖いから！！！


「あのさ…。」


「「何だ…。」」


「私、今日はインクと一緒に絵を描く約束してんだけど、そもそも。」


「「……………。」」


途端にシーンと静まりかえる空間…いや、悪いのは私じゃないからね言っとくけど。

100%そっちじゃん、どう考えても。

怠そうな目でワナワナと震える二人を見ながら、何時になったら私は解放されるのかと思い溜息を一つ吐いた。









(今、オイラ達の決意は一つになった…。)

(そうだな、ジェノ…。)

((あのインク野郎を抹殺しに行くぞ！！))

(変な決意を抱くな！！！！！)

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