キスはレモンの味らしい�� ページ3
他愛ない話をしながら、私はワインさんと楽しい一時を過ごしていた。
ふと目に入ったレモンの木箱に、ある話を思い出して私は口にした。
「そういえば知ってますか？ファーストキスはレモンの味らしいですよ。」
「そうなのか。」
「ワインさんはどうだったんですか？初めてのキスの味！」
「うむ…昔の事過ぎて残念ながら覚えていないな。」
困ったように眉を下げたワインさんに、私は内心モテる男は違うな〜っと思った。
「そういうAはどうなんだ？初めてのキスの味。」
「え？私ですか？アハハ、私には分からないですよ。キスなんてした事ないですもん。」
そう頬を掻きながら言うと、ワインさんはこれでもかという位に目を見開いた。
やっぱこの歳でそんな事もしたことないんじゃ驚くよねぇ。
「こんな歳なのにした事ないなんて、やっぱ呆れちゃいますよね…。」
「いや、そんな事は…。」
「良いんです、本当の事ですから！でも私も体験してみたいですね…レモンの味って…素敵ですから！」
そう言った私に、ワインさんは静かなトーンでこういった。
「そうだな、体験しないなんて勿体ないと思うぞA。」
「ですよねー、まあ相手が居ないからむr…。」
チュッ
「…………は…。」
「どうだ、ファーストキスの味は？」
ニッと口端をあげたワインさんの顔が視界いっぱいに広がって、私は一気に顔に熱が集まるのを感じた。
「……え…あ…え////；；！？」
「A、どうだったんだ？」
スッと腰を抱き寄せるワインさんに、脳内がキャパオーバーになりながらも必死に私はこたえた。
「あ、あの！レモネードの…味…でした////；；！！」
「そうか、Aのレモネードは美味しいからもっと欲しいだろう？」
グッと顔を近づけてくるワインさんに、私は思わず両手で顔を隠した。
「退けてくれないか、キスが出来ない。」
「し、し、しなくていいですっ…/////；；！！」
「言っておくが、先に誘ったのはAだ。」
「誘ってなんかっ…んん…////；；！？」
縫い付けられるようにして口を塞がれた私は、されるがままにワインさんに口づけられた。
「何故、私が毎日のように君の所に通っていたのか少し疑うべきだったな。これみよがしにチャンスをチラつかせられたら、私も男だから見過ごすなんて事はしない。」
「……ちょっ…////；；！」
二人分体重が片寄って、ワゴンが少し揺れた。
ああ…今日は臨時休業か。
お酒のせいなの フェルグリ→←キスはレモンの味らしい ワイン（リクエスト）
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もちもっちの大福(プロフ) - すげえ遅いのですがコメントします。わしはロッテじゃないがパイの実派だ。サクサクしてて美味しい？パイの実もそうだわ（殴 え？ポッキー？ワタシソンナノシラナイヨ。後たけのこの里かきのこの山かだって？エラーくん推しだが、わしはどっちかというときのこの山派。 (2019年8月3日 22時) (
レス) id: e59fb2cb65 (このIDを非表示/違反報告)
とおりま→(プロフ) - くらげ丸さんの書く小説大好きです！よければコーヒー君のヤンデレを…。 (2019年4月17日 23時) (レス) id: a92352fe21 (このIDを非表示/違反報告)
タヌポン(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！！fellswap goldのワインが好きなのでまた,書いてください！！更新頑張ってください！ (2019年3月13日 1時) (レス) id: 95e2f45502 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ブラアブ×Δさん» すみませんが、伝説どうこうは私の知らない事ですので…私も普通に接したいとは思ってますよ。 (2018年11月3日 21時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ丸(プロフ) - ブラアブ×Δさん» 楽しそうに話してるのは、楽しいからですね。それとノワブラさんに関しては、そういう対応をしなければいけないような事態になってしまったからです。 (2018年11月3日 21時) (レス) id: 1bdc3befa6 (このIDを非表示/違反報告)
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