第四十話:闇、再び。 ページ45
ニ、三曲ほど踊っただろうか。
なぜかあーさーはふらんしすに連行されたため、私はまた一人。
それにしても…。
貴「本当に、菊兄とふぇりとるーと、どこに行ったんだろう?」
ハン「Aーー!ほら、お色直しの時間よ!!」
…このままでも十分だけど……。
たぶん、もう一つの方のどれすを着たら……。
ハン「艶やかな黒の女王も良いわねえ❤」
…言うと思った。
貴「こういうのは、えりざやリヒテンの方が似合うんじゃないのか?」
ハン「そりゃあ、リヒテンちゃんも似合うだろうけど…。
せっかくAがもっと可愛くなるように、ってつくったんだから、そんなこと言わないの!」
と言われても、私一人だけというのは…。
貴「あーさーも騎士の衣装にすればよかったのに。」
ハン「……え?A?」
せっかく似合っていたのに…。
ハン「つまり、イギリスさんがトクベツということなの?」
…そういうんじゃない気がする。
貴「ただ…近くで見ていて、退屈しないよな。」
ハン「そう…。じゃ、じゃあイタちゃんは?」
ふぇりか…。
貴「ふぇりは…。るーとと一緒なら良いんじゃないか?」
なんか年若い王は違う気がする。
ハン「ロシアさんは!?中国さんとか、日本さんも!あと、一応フランスさんも!!
…あ、そろそろね。…ええ、わかったわ」
…え?……え?………え!?
貴「ま、待て、落ち着け、えりざ!別にそういう意味じゃ……!!」
必死に否定しようとして、豪奢な椅子から立ち上がりかけた途端、会場が真っ暗になった。
すてーじに吊るされた赤い幕がうっすらと見えて、私を深紅の闇に連れ戻そうとするように揺らめいた。
貴「……やめて…。」
体の中から、どす黒いものがうずく感覚に襲われる。
震えが……止マラナイ…!
貴「…えりざ?みんな、どこ…?どこに……いるの?」
人の気配が、ない。どうすれば、いい…?
震えが大きくなって、目の前が紅くなる。
だめだ。今は、だめだ…!!
一筋、また一筋と、頬が濡れる。
……嘘吐き。…言ったくせに。
貴「独りにはしないって、言ったくせn…!?」
……………な、に?これ…。
第四十一話:見えた。 〜????side〜→←はいはい、お知らせですよ〜。
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ローザ(プロフ) - 花さん» 私もこれを書こうと思ったきっかけは歴史の授業の満州事変ですw (2012年11月29日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - 花さん» あー…、かもですね…。連載中の時も日中関係がいざこざしてたりはしたんですが、最近ほどではなく…。もう完結している作品とは言え、一応気を付けた方が良いですね。ご忠告ありがとうございます・ (2012年11月28日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - サクッチさん» 明後日。 (2012年8月30日 14時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
サクッチ - wwローちゃんの学校は何日からなの? (2012年8月30日 14時) (レス) id: 539d022086 (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - サクッチさん» …ま、そういうことだww 全力で同意しようwww (2012年8月29日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合音/ローザ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/roza/
作成日時:2012年1月29日 12時