学園ヘタリア★菊の妹。

第二十四話：今やっと気付いた。 ページ27

連合４「「「え！？A、なんでこんな所に！！」」」

貴「劇の台本。渡しに来たんだが。あ、中国のは無いから。」

中「わ、わかってるある！期待なんか最初っからしてねーあるよ！！」

イギ「ふ〜ん。…ゲッ、フランスとばっかり出てるじゃねーか、俺！！」

アメ「なんで俺がドイツの下に居なきゃならないんだい！？」

フラ「お、舞踏会だって！良いねえ…。あれ？でも…Aちゃん、ダンス出来るの？」

え？舞踏会？そういえばオーストリアがなんか言ってたな。

貴「さあ？出来ないんじゃないか？だんすって聞いたことないから。」

フラ「ひらがな表記だと違うものに見えるよ。あ、じゃあ〜」

なんだろう、何か嫌な事を目論んでいる気がする。

フラ「俺がダンス教えてあげるよ！！」

貴「だが断る！」

フラ「何でよ〜？」

貴「全力で善処しておく！！！」

フラ「だ〜か〜ら〜、『善処』しちゃってよ❤」

貴「うるさい！お前に教わるくらいならイタリアに頼む！！」

連合４「「「なんでイタリア！！？？」」」

貴「…なんでもいいだろ。とにかく、貴方がたには頼まない！以上だ！！」

フラ「…良いの？イタリア、ダンスはダメだよ？」

え？…いやいや、騙されるな！

フラ「…イタリアね、歌も上手いし絵も上手だけど…ダンスはダメなんだよ」

貴「…こ、根拠を十字以内で述べなさい。」

フラ「すぐシェスタするから」

…なんて理由なんだ…！！

貴「働けよ、欧米人…！」

フラ「というわけで、お兄さんがAちゃんにこれからダンス特訓をしてあげよーう！！」

貴「いやいやいやいや！！善処しとく！考えとく！！じゃあ！！」

生徒会室から出ようとすると、フランスに遮られてしまった。

フラ「Aちゃん、つっかまーえた！」

貴「うぅ〜！放せ〜！！！」

フラ「まあまあ。じゃ、とりあえず視聴覚室行こうね〜」

パタン、と扉が閉まった。

アメ「…フランスばっかりズルイんだぞ★」

中「後でたっぷり虐めてやるある！！」

イギ「全くだ！…だが。」

イギ「恥じらいながらも見事に踊るAを見たいでもない！！///」

中「あへんなんかにAは渡さないあへん！！」

アメ「くたばれイギリスー★」

イギ「あへん言うな！アメリカこそくたばれ！！」

今日も元気の良すぎる生徒会は会議ができない。

第二十五話：特訓。→←第二十三話：出したい人たちがたくさん。

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