第二十一話:無事。 ページ24
ハン「よっし!こんな感じでどうかしら!?」
貴「ああ、面白いと思うけど…。私はいつの間に二役やることになってたんだ…?」
ハン「え?夢の中から!」
つまりは最初からってことか…。
貴「でも、これ、舞台セットとか衣装とか大変そうだぞ?
城に女王に騎士に…。凝ろうと思えばとことん凝れそうな…。」
ハン「もちろん私が全ての衣装を作るわ!」
そんな無茶苦茶な…。
貴「さすがに無理だろう、それは…。」
ハン「大丈夫!漫研で作るから!!」
つまり、菊兄と作る、と。
貴「まあ頑張ってくれ。じゃあ帰るか?」
ハン「ええ?ちょっとくらい観光しましょうよ〜!」
貴「あのな、今は戦争中で、しかも枢軸は負けかけてるんだ。
そんなところで観光なんて、冗談じゃない!」
ハン「それもそうね。じゃあ帰りましょう!」
貴「ああ。」
それが懸命だ。
ハン「あ、あと、戦争が終わったらAの家に遊びに行くわ!良いわよね?」
貴「別に良いけど…。」
ハン「やった!じゃあ約束ね!!」
こうしていても、悲観的な感情は消えない。
この約束は、果たされないかもしれない。
戦争がこのまま終わったら、枢軸国の負けだ。
それはきっと、私が死ぬとき。
そうなったら、悲しんでくれるのだろうか?
まともに記憶も留めて置けない私に。
ほとんど表情を変えない私に。
この人は、価値を見出してくれている。
それなのに、果たされない約束だけが積もっていく。
きっと、忘れられているだろうけれど。
貴「ま、台本が無事完成してよかったよ。」
ハン「ええ!」
第二十二話:過去話。→←第二十話:まさかの!? 〜ハンガリーside〜
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
29人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ローザ(プロフ) - 花さん» 私もこれを書こうと思ったきっかけは歴史の授業の満州事変ですw (2012年11月29日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - 花さん» あー…、かもですね…。連載中の時も日中関係がいざこざしてたりはしたんですが、最近ほどではなく…。もう完結している作品とは言え、一応気を付けた方が良いですね。ご忠告ありがとうございます・ (2012年11月28日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - サクッチさん» 明後日。 (2012年8月30日 14時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
サクッチ - wwローちゃんの学校は何日からなの? (2012年8月30日 14時) (レス) id: 539d022086 (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - サクッチさん» …ま、そういうことだww 全力で同意しようwww (2012年8月29日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:百合音/ローザ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/roza/
作成日時:2012年1月29日 12時