第十四話：イタリアの苦悩。 〜九割イタリアside〜 ページ17
イタリアの告白の後、ハンガリーが制服を持ってきたので、
着替えて寮に帰って(案内されて)すぐにベッドに入る。
……イタリアは覚えているのだろうか。
幼き日の思い出を抱き、眠りについた。
そのころ、イタリアは…。
苦悩していた。
〜イタリアside〜
うあああああああ！！！
どうしよう！！
Aちゃんからすれば今日が初対面だよ！？
そんな男からの告白って！！
思わず告白しちゃったけど…。
絶対軽いやつだって思われた！
うわあああん！！
ロマ「さっきからうるせー、ヴェネチアーノ。どうしたんだよ」
イタ「兄いいいいちゃあああん！」
ロマ「うわっ！？な、なんだよ。ふられたのか？」
……。
ロマ「え゛、図星！？」
イタ「俺、どうすればいいの、兄ちゃん…」
ロマ「と、とりあえず落ち着いて状況説明しろ！」
イタ「うん、えっとね、――って感じ。。。」
ロマ「うーん。昔一目ぼれした女がクラスメートとして現れた、ってことか」
イタ「ヴェ…。どうすればいいかな？」
ロマ「A、覚えてなかったのか？」
イタ「わかんない、けど。俺がいくら頑張っても、
Aちゃんは日本のことしか見てないんだ」
ロマ「兄貴と恋人は別物だろ？まだなんとかなるだろうが。
諦めるには早すぎんだよ！」
イタ「うん。そうだね…」
……本当に、そうだったら良かったのに。
イタ「俺、もう寝るね！おやすみ〜」
ロマ「ああ、今日はぐっすり眠れ。おやすみ」
…ロマーノ兄ちゃんが気を利かせて部屋を出て行った。
静かで、Aちゃんの言葉を思い出す。
〜保健室〜
貴「菊兄、なんだよ。」
冗談だと思いたかったんだ。
貴「私の好きな人は。」
でも、君は真剣な瞳で俺を見た。俺が一目ぼれした時と同じ、真っ直ぐな瞳。
貴「私達は兄妹じゃない。ただの―
支配した者とされた者だ。」
うん、知ってた。でも、Aちゃんが知っているなんて、思わなかった。
貴「菊兄は私の事を妹にしか見ないから。同じ場所に居るのに、高さが違う。
…同じ高さにあれば、恋も許されたかもしれないけど。」
チャンスだと思う気持ちと、Aちゃんを応援したい気持ちがぶつかり合う。
ねえ、日本。Aちゃんは教えてくれた。
君が好きって事も、なんでロシアを『イヴァン』って呼んでるかって事も。
貴「『イヴァン』と呼べば日ソ中立条約結ぶ、って言われたんだよ。
ま、昔の約束なんだが。」
第十五話：ハンガリーの苦悩。 〜ハンガリーside〜→←第十三話：保健室で。 〜イタリアｓｉｄｅ〜
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ローザ(プロフ) - 花さん» 私もこれを書こうと思ったきっかけは歴史の授業の満州事変ですｗ (2012年11月29日 19時) (
レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - 花さん» あー…、かもですね…。連載中の時も日中関係がいざこざしてたりはしたんですが、最近ほどではなく…。もう完結している作品とは言え、一応気を付けた方が良いですね。ご忠告ありがとうございます・ (2012年11月28日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - サクッチさん» 明後日。 (2012年8月30日 14時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
サクッチ - ｗｗローちゃんの学校は何日からなの？ (2012年8月30日 14時) (レス) id: 539d022086 (このIDを非表示/違反報告)
ローザ(プロフ) - サクッチさん» …ま、そういうことだｗｗ 全力で同意しようｗｗｗ (2012年8月29日 19時) (レス) id: 1d6219482d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百合音/ローザ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/roza/
作成日時：2012年1月29日 12時
