[短編集など] 鬼滅の刃 壱 [愛され]

その恋は成就する・伊黒小芭内・微ピンク（さくらん様リク） ページ35

いつも目で追っている彼、伊黒小芭内さん
初めて好きだと自覚したのは、１年前、任務で助けられてからずっと片思いしている。
でも、彼にはもう、恋仲の人がいるようで、それが…

「Aちゃん、甘いもの食べに行かない？」

「あ、行きます！」

(あー今日も可愛いわー)by甘露寺

私の師匠でもある甘露寺蜜璃さんだ。

スタイルも良くて、可愛くて、胸も大きくて…
勝てる要素探しても100％勝てない…私は発育終了間際の胸をぺたぺたと触るが空しいので辞めた

甘露寺さんの継子として恥ずかしくないように、頑張っていはいるんだが
中々結果はうまくいかない
カナヲちゃんとは大違いだな

「どうしたの？もしかして、具合悪い？」

甘露寺さんが心配そうに顔を覗き込んできたので、私は精一杯顔を横に振る

「い、いえ、あの私、「甘露寺か」

私の言葉を遮るように男性の声が聞こえた
その声の主は私が今、一番会いたいようで会いたくない人

「あ、今からお茶しようと思ってたの、よかっ「あ、あの甘露寺さん！！私、寄る所があるので！」

甘露寺さんの声を遮って私は伊黒さんと甘露寺さんに深く頭を下げて私は店を出た
伊黒さんと甘露寺さんは仲がいい、もしかしたら恋仲なのかもしれない
前に文通してる所も見たし…私がいたらお邪魔だよね

私は走って走って、河原の近くまできていた
大きな岩に背中を預けて座り、ボーと川を見る
私みたいなお邪魔虫は居ない方がいいんじゃないだろうか
片思いすらも叶わない…‥ポロポロと零れる涙をしきりに何度拭っても止まらない

「おい」

いきなり声をかけられ、私はビクッと肩をあげる

「なんで泣いてる？誰かに何かされたか？」

そこには、ある意味一番会いたくない人物が立っていた
私は慌てて涙を拭うが止まらない

「あ、あのこれはですね、目にゴミが入って…い、いや、それより甘露寺さんと一緒じゃ…」

「甘露寺が追いかけろと言ったのでな、それで、なんでお前は泣いてる？」

伊黒さんは少し困惑したように私を見る
甘露寺さん、貴方はなんて事をしたんですか！！
グルグルした頭で私は何とか伊黒さんを見る
最初から無理だったけど……せめて、綺麗に粉砕して、この想いにケリをつけよう

「い、伊黒さん‥‥驚くかもしれませんが、私は貴方の事が好きでした！」

半場叫ぶように言う、もう粉砕しきってるのは分かってる

「・・・・・俺もだ」

ほら、やっぱり伊黒さんは甘露寺さんの事が………って、ええ？？
私は驚いて伊黒さんの方を向く

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